USG Enty選手インタビュー、韓国語とLoLを学ぶため3か月の韓国留学へ出発!

プロゲーマーの追っかけ出身である女性ライターのスイニャンがeスポーツ観戦に関するさまざまな情報やコラムを不定期でお伝えします。

最近の日本におけるeスポーツの盛り上がりと言えば、先月幕張メッセで約4,000人の観客を動員したLeague of Legends(以下LoL)のプロリーグ『LJL 2017 Summer Split Final』が記憶に新しいところですが、やはりeスポーツ先進国といえば「韓国」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。『LJL』に参戦しているUnsold Stuff Gaming(以下USG)所属のEnty選手が韓国への留学を考えていると筆者が聞いたのは、まだSpring Splitのころだったと記憶しています。

『LJL』の韓国語通訳を担当している筆者は、彼がプロゲーマーとして自身のゲームの実力を磨くかたわら、韓国語を懸命に学ぼうとする姿を半年以上見てきました。韓国留学経験者の先輩として、僭越ながらアドバイスやサポートをさせていただいておりましたが、まもなく彼の留学が実現しようとしています。そこで、着々と留学準備を進めているEnty選手に直接会って現在の心境や留学を決めたきっかけなどを改めて聞いてきました。

シーズン後半崩れたUSG、Summer Splitを振り返って

(左から)Neo(ジャングラー)、Fate(リザーブ)、Enty(サポート)、REMIND(ミッド)、Haretti(ADC)、apaMEN(トップ)
写真提供:Unsold Stuff Gaming

 

──本題に入る前に、まずはSummer Splitについて聞かせてください。USGは最終的に7th heaven(以下7h)に押され4位という結果になりましたが、これをどう受け止めていますか。

Enty 始まったばかりのころは1位か2位でファイナルに出られるんじゃないかなと思っていましたが、シーズン前半にゲーミングハウス周辺で地域的なインターネット接続障害が起こってしまい「Ping」が悪かったこともあって練習試合があまりできなくて。「ソロキュー」などの個人練習もみんなあまりやれていなくて大丈夫かなと心配してはいたんですけど、そういうのがやっぱり出ちゃったのかなっていう感じはしますね。でもせめてセミファイナルには出たかったですし、3位にはなりたかったです。ただ、今は「メタ」と呼ばれる流行の戦術がADC中心になっていて、7hにはRokenia選手という強力な韓国人ADCがいますからね。今の「メタ」がうちのチームにあまり合わなかったのかな、とは思います。ジャングラーも「ファーム」してゴールドや経験値を稼いでいれば良いっていう「メタ」だったので、Neoもあまり活躍できなかった感じでしたね。

 

──昨シーズンの3位という成績から4位に転落したことで心配するファンの声もありますが、チームの状態はどうだったんでしょうか。Enty選手個人としても、不調を感じていましたか。

Enty ファンの皆さんは結構期待していてくれたみたいですけど、僕らとしてはあまり勢いがなかったというか、練習やチーム間の話し合いも以前よりできていなかったんです。最後のほうで「このままではPromotion Series(入れ替え戦)行きだ」となったころにやっとエンジンがかかり始めた感じで、遅かったんですよね。不調とかスランプとかはまったく感じていませんし、むしろ僕個人としては日本人サポートには誰にも負けていないっていう自信があります。ただし、韓国人サポートとはまだ実力差があるなって思います。あとは、チームにコーチがいないっていうのが大きいかなって個人的には感じていますね。

 

──USGはファイナル出場こそできませんでしたが、会場には全チームのブースがあってEnty選手も参加していましたよね。試合はRampage(以下RPG)が3-2でDetonatioN FocusMe(以下DFM)を倒して優勝しましたが、予想通りでしたか。

Enty ブースでは握手やサインをしたり、記念写真を撮ったりしました。会場の構造上、お客さんの列が詰まって回転が遅くなってしまいましたが、たくさんのファンの方がブースに来てくれて嬉しかったです。試合自体は直前のRound10ではDFMが2-0で勝っていたので、僕はDFMが3-1か3-2で勝つと予想していたんですけど、RPGが粘り強さを見せて勝ったので驚きましたね。やっぱり連携面に差があったのかな、っていう感じはしました。そんなに細かく見ていないので詳しい話はできないんですけど、どちらが勝ってもおかしくないぐらいの拮抗した試合だったと思います。世界大会に出場するRPGには、初戦がちょうど僕の20歳の誕生日なので勝ってくれたらいいなって思います!

プロゲーマーが韓国語を学ぶ理由
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スイニャン

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韓国在住経験5年。在韓中の2006年ごろeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を行うほか、語学力を活かして韓国人プレイヤーのインタビュー通訳・翻訳や国際大会の日本代表団引率通訳などの活動も行っている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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