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STGの魅力を再確認!シューター兼『VRITRA COMPLETE EDITION』開発者とSTG(とeスポーツ)についてゆるーくおしゃべり

いつからシューターは減った?

――今までのお話から、STGはまた流行ってもおかしくないほど魅力的だと思いました。しかし、シューターはあまり多く見られません。この原因はなんでしょうか。

STGの高難度化が、原因の一つだろうなと思います。

かつて、ゲームの最新技術はゲームセンターに集まっていて、ジャンルはSTGが流行っていました。家庭用ゲーム機にもアーケードの移植版のソフトがリリースされていましたが、クオリティはまだまだだったので、「最新のスゴいゲームをするならゲームセンターに行く」という時代です。

ゲームセンターでは1プレイで簡単にクリアされてしまうと元が取れないので、コンティニューが何回か必要なくらいには難しいというのが一般的。「ゲームはクリアできなくて当然」という意識を持っているゲーマーが多数派で、どんなゲームにせよ、クリアできる人は尊敬されていました。

比較的難しめのゲームで遊んでいたのは、シューターも同様です。そんなゲームがあふれている時代ですから、上手いシューターも増えてきました。結果として、1プレイあたりの時間が延びがちになり、筐体ごとの売上が低下していることが影響したのでしょう。これまでとは比べ物にならないほど難しいSTGが次々と生まれてしまいました。

何回やっても先に行ける気がしないくらい難易度が高すぎるSTGが増えたことで、初心者~中級者レベルのシューターは、STGから離れていったと感じています。

――STGの高難度化が進んだと実感したのはいつ頃ですか?

個人的には、『グラディウスIII』が稼働した1989年あたりだと思います。『グラディウスII』も難しくはあったのですが「クリアできるかもしれない」と思わせるくらいだったので、初心者でも遊んでいる人をかなり見かけましたし、友人の多くも楽しんでいました。

が、『グラディウスIII』ではそういった余地をまったく感じないくらいに難しく、上手い人以外を締め出すような形になってしまいました。『グラディウスIII』を例に出しましたが、同時期に稼働した『R-TYPE II』なども難しくて、全体的に高難度化が始まったのがこの時期だと思います。

――その後、ゲームセンターに並ぶSTGはどれも高難度なものばかりになったんでしょうか。

全体的にはそうですが、『雷電』『ソニックウィングス』など、難易度がそれほど高くないタイトルも登場しました。そのおかげで、STG人気が少々回復したかとは思います。

――それならSTG人気がそのまま回復していきそう、とも思えますが。

ちょうど同じタイミングあたりに格闘ゲームが流行りはじめ、家庭用ゲーム機でRPGなどのジャンルも台頭してきました。離れていったシューターや、自分のペースでゲームをしたい人、ゲームを初めてプレイするという人たちが、そちらに流れていったんじゃないかなぁと推測しています。

ゲームといえばSTG一択といえる時代ではなくなったってことなんでしょうが、いろいろとSTG人気が冷え込む要素が一度に重なってしまったのは不運でした。

今のSTGは良作ばかり!初心者歓迎な作品も多い
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藤縄 優佑

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波動拳コマンドすらおぼつかないレベルの腕前だが、ゲームは好きなライター・編集者。

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