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LoL国際大会「WCS PLAY-IN」出場のDFMに応援を届けたい!現地観戦取材の全記録

初めて足を踏み入れた「ノックアウトステージ」の世界

感動のタイブレーク勝利から3日後の10月6日。いよいよノックアウトステージの試合の日がやってきました。DAY4の試合終了後に行われた組み合わせ抽選会の結果、「WCS PLAY-IN」最強と謳われる中国屈指の強豪チームEDGと戦うことになったDFM。勝ち抜けを考えたら、正直、くじ運は「最悪」と言っていいでしょう。でもそんな逆境だからこそ、応援にも力が入ります。メディアの方も一部帰国され、日本からの現地観戦に訪れたファンの皆さんはもういない状況。残ったメディアとDFMのファンになってくれた韓国の方々で精一杯の声援を送りました。

1戦目、これまでバンされ続けたCeros選手の得意チャンピオンであるハイマーディンガーが空き、「エビール」と名高いEvi選手のカミールも確保。しかし序盤から牙をむき出したEDGは、レーニングもキャッチもオブジェクトコントロールも集団戦も、とにかく何もかも次元が違うのです。気づけば30分以内にゲームを決められてしまう一方的な試合展開でした。唖然……。

続く2戦目もCeros選手がハイマーディンガー、Steal選手がノクターン、Yutapon選手がエズリアルと得意チャンピオンを前面に押し出す構成で挑みます。しかし攻撃の手を緩めないEDG。なんとかバロンをとって食らいつきたい、という場面でまさかのバロンスティールをされてしまい、そのままゲームエンド。一気にEDGが王手をかけてきました。

一矢報いたい3戦目。Ceros選手の意地の3戦連続ハイマーディンガーに会場が沸きます。試合はSteal選手が何とか動かそうとアグレッシブなプレイを展開し、これまでで一番戦えている感じではあったのですが、やはり世界の壁は高かった―――、ということなのでしょう。

最後のネクサスが破壊される瞬間から、これまでのDFMの歩みが走馬灯のように私の脳裏を駆け巡り、目からは涙があふれ、私は席からしばらく立ち上がることができませんでした。LJLファイナルで4シーズン連続で敗北し、世界大会への切符をつかむことができなかったDFM。負けるたびにファンに向けた謝罪ツイートを載せ、ファイナルの会場でうつむいたままファンミーティングを行う彼らの姿は忘れることができません。しかし今シーズンのDFMの勢いは途切れることなく、ファイナルでも3-1で勝利!その実力をもって乗り込んだ「WCS PLAY-IN」でしたが、「ノックアウトステージ」ではあまりにも相手が悪すぎました。

しかし彼らは「WCS PLAY-IN」のステージでDFMというチームの実力を、日本のLJLの成長を、全世界に向けてアピールすることに成功したと言えるでしょう。グループステージ進出は果たせなかったものの、人々にその存在感を植え付けるには十分なインパクトがありました。現地にいても、「もっとくじ運が良ければ……」という声とともに「来年が楽しみだ」、そんな言葉が聞こえてきます。日本がやっと世界の仲間入りを果たした、DFMが叶えてくれた、そんな思いにかられる大会でした。

試合終了後のインタビューではどうしても明るい未来の話が聞きたくて、今のDFMに必要な突破口について質問したのですが、一番印象に残ったのがEvi選手の言葉。冗談半分といった感じで笑いながら「僕がCuVeeになれれば勝てる」、と。私も含め皆で笑いましたけど、内心「この選手は本当にそのぐらいになる可能性もあるんじゃないかな」と期待している私がいます。いつか夢のつづきを見させてほしい―――そう思わずにはいられないのです。

最後に……

今回、なるべくリアルタイムで現地の様子を皆さんと共有したいという思いから、編集部の皆さんにはわがままを言って記事更新の対応をしていただき、本当に感謝しています。ほかのメディアの皆さんも私とは比にならないほどの長文記事を書いていたりして、すごいなあと思いながらそばで見ていました。素敵な記事がたくさん上がっているので、SHIBUYA GAMEの記事とともにそちらもぜひ検索してみてください。時々、私が登場する記事もあったりします。

いつもの韓国取材と違って、たくさんの日本の方と一緒に過ごすことができて楽しかったです。ライアットゲームズジャパンの皆さん、アテンドの担当者さん、記者団のみなさん、SHIBUYA GAMEの編集部の皆さん、大変お世話になりました。そして最後にDFMの皆さん、夢のような時間と忘れられない大きな感動をありがとうございました。

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スイニャン

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韓国在住経験5年。在韓中の2006年ごろeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を行うほか、語学力を活かして韓国人プレイヤーのインタビュー通訳・翻訳や国際大会の日本代表団引率通訳などの活動も行っている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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