明暗分かれるバトルロイヤルゲーム。
脂の乗った流行りものと、ちょっとした手違いで崖下へ滑り落ちてしまった落伍作、心意気の感じる珍作。
玉石混交とも言えるこのジャンルは、ゲームそのものの生き残りを賭けた開発会社の戦場—バトルロイヤル—と化していた。
本記事では天に羽ばたく名作や、今にも消え入りそうな迷作、爪痕を残した珍作まで10作品を紹介していくッ!
公式Twitter
『Fortnite』や『PUBG』を超えるバトルロイヤルは、恐らく今後二度と出ることは無いと思っていた。しかしその認識は間違っていたようだ。
『Apex Legends』エレクトロニック・アーツとRespawn Entertainmentが世に送り出したこのバトルロイヤルは、一週間で2500万人が動員され、同時接続は200万人以上というゼウスもびっくりのモンスタータイトルと化した。
キャラクター毎に超能力又はアビリティを保持しており、何のキャラクターを使用するかで分隊のプレイスタイルが変わるというのが特徴である。アビリティは広い範囲に影響を与える迫撃砲から、チームを別地点へワープさせるテレポートまで幅広いギミックが用意され、ハードSFとファンタジー要素を掛け合わせた世界観を形成している。
また従来のバトルロイヤルゲームの欠点であった「仲間内で死んだプレイヤーは、試合が終わるまでずっと観戦モードで待機する」という部分に対して、リスポーンシステムを導入するという解答を『Apex Legends』は用意した。このリスポーンシステムが抜群の効果を発揮し、従来のバトルロイヤルでは限界のあった「テンポあるゲーム進行」「積極性のあるプレイ」を自然とプレイヤー側から引き出すことに成功した。
リリース一週間の時点で大規模な招待制大会も開催されており、今後のeスポーツシーンに大きく爪痕を残し得るダークホースタイトルとして全世界から注目を浴びている。
一体だれがOriginからこのようなスーパービッグタイトルが生まれることを予測できただろうか……。
言わずもがな、世界中で圧倒的な人気を誇るバトルロイヤルゲーム。
建築による見応えのある対人バトル、他のゲームには類を見ないアップデート頻度とその充実した内容、そして各国の有名人や映画とのコラボ企画。ゲーム内だけに留まらないその活動範囲は、正にバトルロイヤル界の寵児と評しても過言ではない。
ゲームシステムもバトルロイヤルにおいては異色のアップデートを実施しており、例えば空を飛んだり、ワープしたり、壁にランチャーを発射して某コミックヒーローの如く縦横無尽に飛び回ったりと、自由な発想でシーズン毎の『フォートナイト』を創り出している。
2019年からは高額賞金を賭けた世界大会を開催すると告知しており、その動向には全世界が注目しているビッグタイトルだ。
世界中でバトルロイヤルゲームが大流行するキッカケとなったのが、正にこのゲーム。全世界で大ヒットし、バトルロイヤルゲームの代名詞とも称される金字塔である。
PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(以下、PUBG)の開発元は競技シーンを非常に重要視しており、各国の国内大会の整備、世界大会の開催、またプロシーン・プロチーム・プロプレイヤーの育成にも多大な熱量を注いでいる。
国内ではDMM GAMES主催の「PUBG JAPAN SERIES(PJS)」が国内競技シーンの担い手であり、Class1の試合となると100名以上の選手やチームスタッフが一堂に会してドン勝を競い合う空前の大規模大会となっている。国内大会で本格的なバトルロイヤル系のeスポーツを見たいなら、2018年時点では『PUBG』以外にあり得ない。
古代ギリシア人を操作し、近代兵器も、ピストルも使用せず、己の拳と古代武器を使用して行われるギリシア神話風バトルロイヤルゲーム。
最初は天界に浮かぶゼウスの神殿にてリスポーン。筋骨隆々のギリシア人が多数闊歩するロビーフィールドを目の当たりにするだけで、他のゲームには無い独自の世界観にガツンと中てられるはずだ。
この神殿はあくまでロビーのような場所であり、カウントダウン後に神殿の外へ自分から出ると「ビガァン…」というゼウスの雄々しい声と共にバトルロイヤルが開始する。
だがカウントダウンが終わっても神殿から降りず、のんびりとゼウスの周りで戯れていると……。
ゼウスの怒りと共に白い爆発が起こり、強制的に「ビガァン」という声が鳴り響きバトルロイヤルがスタートする。ギリシア神話におけるゼウスの意思は絶対なのだ。
何故か神殿から落ちるときは隕石のような見た目で落ちていく古代ギリシア人。
道中宝箱を拾うこともできるが、宝箱一つ空けるのに10秒かかってしまう妙にリアルな趣向。
随所に散りばめられたこだわりのグラフィックやゲームシステムは、恐らく賛否両論出てくるとは思うが、とりあえず最後の収縮まで生き残ってみてほしい。
そこで繰り広げられる戦いは、正に血みどろの泥試合。生き残りをかけ、ちょっとした飛び道具を使いつつも、斧や剣をフィーリングのままにぶん回す。そうした訳のわからぬ世界観をくぐりぬけ、最後の剣戟戦を勝ち抜いた暁にようやく表示されるのは「YOU ARE WORTHY(あなたには価値がある / おまえ使えるな)」とまさかのゼウスの顔写真。顕示欲が非常に高い。
古代ギリシアを舞台にした尖ったバトルロイヤルゲーム、触れてみてはいかがだろうか。競技性にはそこまで期待しないでいただきたい。
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