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【PUBG選手インタビュー】SunSister Suicider’s所属 CrazySam「どれだけ1位を取っても、自分たちの力で“勝った”という感覚は未だない」

「SunSister Suicider’s」は、4人がお互いを尊敬し合っているチーム

――「SunSister Suicider’s」は、Season1からCiNVe選手の加入で新たな体制になりました。CrazySamさんから見て、今の4人はどんなチームだと感じますか?

自分にはない武器をそれぞれが持っていて、4人ともお互いに尊敬し合っているチームだと思います。自分の考えを言ってもお互いの意見が尊重されるので、あまり揉めることもないです。

チームができた最初の頃は、ぶつかることもありましたけど、最近は本当に雰囲気が良いですね。配信していると、すごく良い雰囲気のチームだと言ってくれる人も多いですが、自分もそう思います。

――スクリムの配信などを見ていると、いつも雰囲気が安定しているなという印象があります。

それは、たぶん慣れが関係していると思います。というのも、これまで世界大会で負けすぎて、雰囲気が最悪になった状況をどのチームよりも味わったと思うんですよ。国内のチームでは世界大会に出た回数で言うと、自分たちが一番多いじゃないですか。

何度もボコボコにされて、下手したら解散するかもしれない、くらいの状況に追い込まれた時もあって。それを乗り越えてきたので、多少のことでは動じないというか。

――「SunSister Suicider’s」にも、つらい時期があったんですね。

ありましたね……。いいことばかりじゃないです、いろいろありました。

――これまで一番つらかった時期をあげるとすれば、どのタイミングでしたか。

αリーグのPhase1で優勝した後、「PGL PUBG Spring Invitational」というルーマニアで開催された海外大会に出たんですけど、その時期が一番つらかったですね。チームの雰囲気も良くなかったし、ボロ負けしただけで終わったみたいな。全然戦っていなかったんですよね、それが本当に嫌で。

ただ、海外大会がいつもそうだというわけではなく、今年の8月に「Hong Kong PUBG World Invitational」という香港で開催された大会に出た時は、負けても得られるものがあったという感覚がすごくありました。

チームメンバーの”ここがすごい”と思うところは?

――CrazySamさんから見て、チームメンバーそれぞれの”ここがすごい”と思うところを教えてください。

CiNVeは、エイムの強さはもちろんですが、戦闘中のコミュニケーションが上手いです。敵との戦闘中は、それぞれ考えで動いた方が上手くいくと思っているので、基本的には個々に任せるスタイルなんですけど、CiNVeは戦闘に入る直前に、どう戦うかのプロセスを立てて伝えてくれるんです。しかも、その指示を迷いなく出せるというのは、自信がなければできないことだと思うので、そのメンタルも彼の強みのひとつなのかなと思います。

Sabrac_は、狙撃の上手さがトップ級だと思います。スナイパーで300~400m先で動いている敵の頭を抜くっていうのを、大会でやるんですよ。それから、やっぱりオーダーとしての実力ですね。論理的に考えられる人なので「こういう理由があって、こういう判断をした」という説明に対して、納得できるところは大きいです。

gabhaは、これと言って苦手なことがないんですよね。全体的にまんべんなく上手いのが特徴のプレイヤーだと思います。あとは、パニックにならないというか。試合中は、なんでもかんでも声を張って報告すればいいわけではないので、必要な時に必要なだけ伝える、というのも彼の上手いところだと思います。

ほぼ初対面だった、CiNVe選手とのDUO大会で好成績

――αリーグから「SunSister Suicider’s」として活動してきて、チームでの経験を積み重ねてきた歴の長さも大きいと感じますか? CiNVe選手は新加入ですが、もともとSabrac_選手とgabha選手と元チームメイト(※)でもありますよね。

※CiNVe選手は、元「Sunsister Unknown」のメンバー。Sabrac_選手とgabha選手のチームメイトとして、2017年11月に韓国で開催されたアジア大会『PUBG ASIA INVITATIONAL at G-STAR 2017』に出場。

3人が「Sunsister Unknown」のメンバーとして活動していた頃、自分はほとんど関わりがなくて。今年の始めくらいにSabrac_とgabhaと同じチームになったので、まだ1年も経っていないし、自分としてはすごく長いという感覚はないです。CiNVeとは、本当につい最近という感じなので。ただ、あまり最初っぽさは感じないですね。

――Season1のドン勝でインタビューさせて頂いた時に、CiNVe選手が「戦いの波長が合う」とおっしゃっていたのが記憶に残っています。

以前、Twitch主催の「Broadcaster Royale」というDUO大会にCiNVeと出たんですけど、その時はまだCiNVeがチームに入ってすぐで、ほぼ初対面に近かったんですよ。「CiNVeさんってどんな人なんだろう」と探り探りだったんですけど、そしたら「ガンガン戦いにいこう!」と言われて。

とはいえ、実際にはアジアのトップを争うレベルの高い大会だし、正直そこまで無理しないだろうと思っていたんですよね。そしたら、試合最初のパラシュート降下中に「敵いるけど、どうする?」と聞いたら、「やりにいこう」と言って敵にかぶせ始めたんですよ。まじかよと思って(笑)。

――大会となれば慎重になりますし、おそらくその状況であれば避ける判断をする人がほとんどですよね。

そうなんですよ、相当に肝が据わってる人だなとびっくりして。そんな調子で一緒に戦って、結果的にグランドファイナルへの出場は叶わなかったんですけど、予選ファイナルでは、キル数があと1キルでトップに届く記録だったんです。もちろん予選を突破できなかったことは悔しかったですけど、「後悔はないよね」という話をしました。

CiNVeのオーダーは個人的にすごく好きなんですよ。あのオーダーで、常に敵と戦って勝ち続けられれば、キルも一番取れて目立つし、観ていても面白いだろうし、なによりやっている本人たちも面白い。そうなったら最高だと思うんですよね。

なので、それを目指したいんですけど、4人で戦う時には当然ながら全員の考え方が一致する必要があるので。ただ、彼のオーダーが強い敵と戦った時に、一番チャンスのあるオーダーだと思います。

――東京ゲームショウで行われた『PUBG』の「e-Sportsカンファレンス」では、今後SOLOやDUOの大会も積極的に開催していくというアナウンスもありました。

今後もDUOで出られる大会があれば、ぜひまたCiNVeと出たいですね。キルしまくって上位が取れるか、大ゴケするか、どっちかになると思います(笑)。

通算4回のMOST KILLを獲得。アタッカーとして意識することとは?
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綾本 ゆかり

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ソーシャルゲームをつくっていた会社員時代を経て、現在はフリーライターとして活動。PUBGで観戦の楽しさを知ったことをきっかけに、eスポーツの世界へ。ゲームやプレイヤーの魅力を伝えるべく、イベントレポートやインタビューを中心に取材記事を執筆します。

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