【パワプロ・プロリーグ】選手インタビューVol.1 さんらいく(福岡ソフトバンクホークス)

砂拭

パワプロ・プロリーグ福岡ソフトバンクホークスのドラフト1位指名選手、さんらいく(@sunlike344)。

彼の一聴すると『パワプロ』と関係ないような体験は、不思議とプロになるための伏線だったかのようにパワプロへ結びついていく。

中学生のころから親しんでいる音ゲーの経験は、卓越したピッチング技術に。

大学一年生から突然始まった一人暮らしは、大会を駆け上がるための練習時間に。

家に押しかける美人の妹は、……あ、ごめん。これ関係ないわ。

12球団のなかでも最年少ドラフト1位選手となったさんらいくだが、その実力は他プレイヤーからも最も警戒する選手として名前が挙がる。

プロ野球でソフトバンクホークスが日本一に輝いたことにより、その警戒網はさらに厳しくなるだろう。

律動の精密機械が、ソフトバンクホークスのプロ野球・eBASEBALLの同時連覇へ向けてコントローラーを操る。

高いプロ意識も初音ミクには負ける

――eドラフト会議では幼い頃からのファンだったというホークスから1位指名を受け、かれこれ一ヶ月が経とうとしています。プロになって以降、生活に変化などはありましたか?

さんらいく お酒を控えるようになりました。一人で家で飲むこともあったんですが、一切やめて。友達との飲み会でも1、2杯でやめるようにしています。お酒を飲んだ翌日は、パワプロをプレイしても調子が良くないので。

あとは中学生の頃から使っていたTwitterのアカウントを変えました。10代のころに自分がどんな発言をしていたか覚えていませんし、今後はプロとしての発言として責任が伴っていくと意識しまして。

――お若いのに自身を律する高いプロ意識をお持ちですね。

さんらいく でも、Twitterでの発信は、今でも難しさを感じているところです。音ゲーやイラストといった自分の好きな分野についても発信をしていきたいですが、福岡ソフトバンクホークスという伝統ある団体に所属させていただいているので、いわゆるオタク文化では受け入れられている表現が通じないところもあると思いますし。

――さんらいく選手はパワプロのプレイ動画の配信も行っていますが、放送中の発言についても気を遣われているとか。

さんらいく 例えば、昔は何気なくギータ(柳田悠岐選手の愛称)と呼んでいたところを、きちんと柳田選手と呼ぶよう心がけたりしています。まだ口に馴染んでいないので、とても気を遣っています。

――プロになったことで、周りからの反響はいかがですか?

さんらいく みんな応援してくれていますね。家族はもともとパワプロの大会に挑戦することを応援してくれていたのですが、今年からはプロということで、より力を入れて応援してくれています。大学の研究室の仲間うちでは、実際に試合を見て応援してくれる人もいて。

身近にいる人だけでなく、パワプロ以外のゲームを通じて知り合った友達もSNSなどで応援のメッセージをくれたりしていますね。とてもありがたいです。

――ご家族の話ですと、さんらいく選手のTwitterにはたまに美人の妹が登場しますが、一部の「妹に幻想を持つ男」が血の涙を流しているようです。僻みなどは届きませんか。

さんらいく あー、言われることもあります(笑)。


――兄妹で仲が良いんですね。

さんらいく そうですね。僕はゲーム、妹はアニメや漫画が好きなので、オタク趣味を通じて話が合うんです。実家に帰ったときは、二人でカラオケに行ったりもしますよ。

――話をパワプロに戻します(笑)。2016年のパワフェス決勝大会から準優勝という実績を残されていますが、こういった大会に出場しようと思われたきっかけを教えていただけますか。

さんらいく パワプロの腕にはそれなりに自信があったので、ずっと大会が開催されるのを待ち望んでいたんです。でも、2016年の大会は僕が気づいたときには、東京予選の受付が締め切られていて。

残念に思いつつも予選の動画……マエピーさんとじゃむ~さんの対戦を拝見したんですが、「自分があの舞台に立っても、きっといい試合ができる」という思いが強まったんです。

そんな折に東京ゲームショウ(TGS)大会が開催されることがわかって、改めてエントリーをしました。TGS大会では、ベスト8で敗退してしまったんですが……。

――ひとつの大会で様々な問題にぶつかられたんですね。

さんらいく 自分の実力をしっかり出せれば、もっと上まで行けたという悔しさがありました。

でもそこから決勝大会の日に当日予選が行われることになり、もう一度このチャンスを掴んでみようとエントリーして、勝ち進むことができました。

――今年からはプロとして望む大会になるわけですが、心境の変化などはありますか。

さんらいく もともとプロゲーマーになりたいと思ってゲームをしていたわけではなく、ずっとプレイしていたゲームがたまたまeスポーツになったという感覚が強いですね。

ですので、周囲の熱の高まりに驚いています。プロ野球OBの方が参加されたり、eドラフト会議で球団から指名されたり、自分が想像していたよりもすごいことになっていて、日々プロとしての自覚が強くなっています。

――さんらいく選手のプロテストでのエピソードとして、初音ミクの「マジカルミライ2018」が東日本選考会の日程と重なってしまったため、わざわざ西日本選考会に参加されたという経緯があったそうで。

さんらいく 「マジカルミライ」には死んでも行かなければならないという使命があったんです(笑)。

――現在は千葉県在住とのことですが、これももしや初音ミクのためですか?(※)

※筆者注:千葉市は「市章と初音ミクのシルエットが似ている」というネット上の盛り上がりを受け、ポップカルチャーを振興する取り組みの一環として初音ミクとコラボしている。

さんらいく それも無きにしもあらずです(笑)。やはり多くのイベントは東京近郊で開催されるので、大学進学にあたって関東へ行きたい思いが強くありました。

実は僕が上京できたのも、東京に単身赴任していた父親と一緒に住むという条件があったからなんですが、肝心の父が半年足らずで単身赴任が解けて帰ってしまったんです。

ただ、僕もすでに大学に入学していたので、そのままひとり暮らしを認めてもらい、大学近くの千葉県へ引っ越しました。

――それが2015年の出来事ですか。2016年からパワプロの大会が盛り上がってきたことを考えると、練習環境が整えられたかのようなめぐり合わせですね。

さんらいく 確かに家族と一緒では、夜中までパワプロの練習はできなかったでしょうね。2016年に全国大会に出場できなければ今もこんなにパワプロをプレイしていなかったと思うので、一つの大きな転機だと思います。

パワプロでメジャーリーグの最先端戦術を先取り!?
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シブゲーの某編集者との癒着によりeスポーツ業界へ潜り込んだ自称ライター。スポーツ紙よりはパワプロに詳しく、ゲームメディアよりは野球に詳しい独自のポジションでeBASEBALLライターの覇権を狙う。

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