【パワプロ・プロリーグ】選手インタビューVol.4 ころころ(読売ジャイアンツ)

プロ野球ファンは、とかくドラフト下位選手に感情移入しがちだ。

それはきっと大半の人が、エースや4番としての人生を歩めないからだろう。

ドラ1はなかなか首を切られず、下位選手はいつも戦力外通告と隣り合わせ……。窓際族のおっさんはそんな選手に自分を重ねて、球場で絶叫する。「見たかこの野郎!」。

ころころは、3巡目で読売ジャイアンツに指名された選手だ。

小学校の美術の時間にはパワプロの小箱を制作し、家へ帰るなり野球中継にかじりついていた少年時代。

そんな一途に野球を愛する人が、野球ゲームであっても、ドラフト3位であっても、読売ジャイアンツと契約するなんて最高に熱いと思わない?

穏やかな語り口とは裏腹に「バントと盗塁は性に合わない」と言い放つ攻撃的な一面を持つころころ選手は、きっとチームを勝利に導く一打を打ってくれる。

「ドラフト下位」を自認する人は、その勝利に歓声を上げてほしい。

小学生の頃からの熱いパワプロ愛が東京ドームへたどり着いた!

――2017年のパワフェス東京ゲームショウ大会からベスト8という実績を残されていますが、こういった大会に出場しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

ころころ 『実況パワフルプロ野球2016』から本格的にオンライン対戦をプレイするようになり、ネット上でやりとりをしていた方々と顔を合わせてプレイしたいという気持ちが強まったのがきっかけです。

人前に出ることは苦手なのですが、友達の家に行って一緒にゲームをするということをしてきた世代なので、対戦を楽しむという気持ちで出場しました。

実は2016年の大会にも出ようと思っていたのですが、予選日にインフルエンザにかかってしまいまして(笑)。

――では今回の「プロリーグ」というのは心構えも変わったのではないでしょうか。

ころころ 僕は去年の大会の延長線上で、不完全燃焼だったリベンジをしたいという気持ちが強いですね。プロということでお金が絡んできたりもしますが、純粋にパワプロが好きなので「唯一無二のパワプロの大会」という気持ちで望んでいます。

――失礼ながら年齢の話になりますが、30歳からのプロデビューという点に不安やためらいはありませんでしたか。

ころころ とくになかったですね。今まで大会が全くなく、今年からプロを募集して大会を開催しますという話だったら違ったかもしれませんが、去年の土台もあるので。パワプロは同年代の選手も多いですしね。

――ではパワプロを始められたきっかけを伺いたいのですが、ころころ選手は大の野球好きだそうで。

ころころ もともと親が野球好きでして、僕も中学生までは野球をやっていたんです。当時は19時から地上波で野球が放送されている時代でしたが、学校から帰るとまず衛星放送で試合開始から放送される試合を探して、なければラジオで観戦するのが日課でした。

――小さいころから野球好きだったんですね。

ころころ そうですね。昔からジャイアンツファンでしたが、ジャイアンツの試合がなければ他のチームの試合を観ていました。親がON世代なので王監督率いるホークスを応援したり、松坂大輔選手に憧れていたのでライオンズの試合を観たり。

――パワプロを始められたのも自然な流れだったわけですね。

ころころ 実際の野球があまりうまくなかったのもあるかもしれません(笑)。ソフトが一つあれば友達同士で対戦もできましたし、ソフトを片手に友達の家に行って「一緒にやろうぜ」って日々でした。

――今日は取材にあたり、その思い出の品をお持ちいただけたとのことで。

ころころ 小学校低学年のころ、親に初めて買ってもらった『実況パワフルプロ野球3』です。そのあとに過去作にあたる『実況パワフルプロ野球94』も買ってもらいました。

――これは貴重ですね!スーパーファミコンのソフトをまだ持っているというのも、まさにパワプロ愛です。

ころころ 実はもう一つ持ってきている物がありまして、小学校の授業で作ったもので人にお見せするようなものではないないんですが……。

――彫刻刀を用いて作る課題ですね! 自分もやった覚えがあります。すごい……このときから題材としてパワプロくんを選ぶ少年が、いまプロになっているというのはドラマのような話です。
小学生のころころ少年には、eドラフト会議で杉内俊哉氏や村田修一氏と話すことになるなんて想像もつかなかったでしょう。

ころころ テレビでしか見たことがなかった人が目の前にいるわけですからね。本当に緊張しました。

――具体的にはどのような話をされましたか?

ころころ 杉内さんはお子さんとよくパワプロをプレイして負かされるそうなので、そのアドバイスというか(笑)。
村田さんには、現実の野球の配球の読み方、狙い球について質問することができました。

――しかもその後には、試合中の東京ドームで紹介されるという体験もされて。

ころころ そうなんです。シーズンも終盤でしたので、東京ドームにも緊張感に満ちていまして。本当に出ていっても良いのかなと思いつつ、ご紹介いただきました。

――とても緊張されたのではないですか?

ころころ グラウンド裏の少し暗い通路からパーっと開けたグラウンドに出るわけなんですが、その瞬間、踏みしめたはずの人工芝の感触も感じないくらいで。普通に生きていて、4万人以上の観衆の前に出るなんて経験はないですからね。

何度も足を運んだ球場ですが、プレイヤーと同じ目線でグラウンドを見れるというのは、本当に感激しました。こうしたことを体験させていただいた球団に応えるためにも、よりがんばらなければいけないなと思います。

外野の4番手はマルティネス!? プレイヤーによって異なる起用法
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砂拭

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シブゲーの某編集者との癒着によりeスポーツ業界へ潜り込んだ自称ライター。スポーツ紙よりはパワプロに詳しく、ゲームメディアよりは野球に詳しい独自のポジションでeBASEBALLライターの覇権を狙う。

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