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独特の空気感に包まれたLoL世界大会、「2018 WCS Final」韓国現地レポート

優勝チームの表彰式とプレス向けインタビュー、そして取材後記


iGの優勝がいよいよ現実のものとなりそうな雰囲気を感じたころ、私は席を離れてステージ前へ移動。すでに周りは熱狂するiGファンで埋めつくされていました。そして優勝という大きな目標を達成した瞬間、選手たちはまぶしいほどに輝いていました。その後インタビューに応じるRookie選手の涙と周囲のファンの涙を見た私は、思わずもらい泣き。韓国語はもちろん、簡単な中国語も理解できるので感情移入しやすかったのかもしれません。このときのインタビュー内容は私の個人ツイッターに載せましたので、良かったらあわせてどうぞ。



会場ではすべてのコンテンツが終了し、残すはプレス向けのインタビューのみ。ここで一番印象に残ったのが、やはりRookie選手に対する質疑応答。「これまでFaker選手を尊敬していると言及してきましたが、これからはFaker選手がRookie選手を追いかける状況になりましたね」という質問に対し、「そう言っていただけるのはありがたいですが、Faker選手に追いつくにはまだまだだと思っています。僕がFaker選手と対等に戦えるミッドレーナーだとは思えないし、自分はまだ完璧ではないです」と回答。優勝直後でもこれだけ冷静に自身を分析できるのですから、今後さらに期待できる選手だと言えるのではないでしょうか。

希望する優勝スキンについての質問もあり、Ning選手がカミール、Baolan選手はラカン、JackeyLove選手はカイ=サ、そしてTheShy選手はエイトロックスもしくはフィオラ、Duke選手はイレリア、Rookie選手はアカリかルブランと回答。終始和気あいあいとした雰囲気のなか、最後に記念撮影をして選手たちは宿舎へと帰っていきました。

正直、韓国チームがファイナルに勝ち上がっていれば会場はもっと盛り上がっていたのかもしれないとは思うものの、大規模会場で行われる世界大会には独特の空気感があるということを今回初めて知りました。外から内へ、そして下から上へと流れていく大きな風のようなものに包まれて、会場が一体となってステージ上のゲームの世界に吸い込まれていくようなこの雰囲気を味わえただけでも、現地に来た価値があるというものです。私がいくらここで言葉を並べても「百聞は一見に如かず」。来年以降、機会があればぜひ現地を訪れることを強くお勧めします。

ただし、「LCK」など普段の大会では選手を身近に感じられるという素晴らしい体験ができるので、LoLが好きな皆さんにはできれば両方を経験してほしいなと個人的には思います。

最後に、ひとつ触れておきたいエピソードがあります。観客席で隣に座った韓国の方が、私が日本から来たことを知るやいなや「今回のDFMはすごかったし、Evi選手のファンになった」と話してくれたのがとても印象的でした。夢のような話かもしれませんが、いつか世界の大きなステージで日本チームが戦える日がくることを願いながら、このレポート記事を締めくくりたいと思います。

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スイニャン

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韓国在住経験5年。在韓中の2006年ごろeスポーツと出会い、StarCraft: Brood Warプロゲーマーの追っかけとなる。帰国後2009年ごろからさまざまなWEBメディアで取材・執筆活動を行うほか、語学力を活かして韓国人プレイヤーのインタビュー通訳・翻訳や国際大会の日本代表団引率通訳などの活動も行っている。自らはゲームをほとんどプレイせず、おもにプロゲーマーの試合を楽しむ観戦勢。

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