【PUBG選手インタビュー】SunSister Suicider’s所属 Sabrac「自分が選手をしている限りは、国内でトップを勝ち取り続けたい」

2019年1月10日(木)から12日(土)にかけて、マカオにて『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)のアジア大会「PUBG ASIA INVITATIONAL MACAO 2019」(以下、PAI)が開催されます。

国内公式リーグ「PUBG JAPAN SERIES」(以下、PJS)で、Season1の総合優勝に輝き、PAIへの切符を手にした「SunSister Suicider’s」は、その後も国内大会で立て続けに優勝を獲得。

本記事では、前回のCrazySam選手へのインタビューに続き、チームを勝利に導くオーダーのSabrac選手に、1万字を超えるロングインタビューを行いました。

驚異的な勝率を誇る『PUBG』国内トップチームの頭脳は、果たして何を考えているのか。ゲームの本質を捉えながら、徹底的に”勝ち”にこだわり抜くSabrac選手の思考を紐解いていきます。

高校生の頃に突然の入院、人生の転機に

――まず最初に、Sabracさんのプレイヤー名の由来を教えてください。

中学生の頃に観ていた『灼眼のシャナ』というアニメに、敵として出てくるめちゃくちゃ強いキャラクターがサブラクという名前だったんです。クラスの友達からオンラインゲームに誘われて、その時につけた名前がSabracで、そのまま中学3年の時からずっと同じ名前を使っています。

――その時がオンラインゲームを始めた最初のタイミングでしたか?

そうですね。ただ、まだあの時はそれほどゲームはプレイしていませんでした。幼稚園から高校までずっとサッカーをやっていたので、運動が好きで外にいる時間の方が多かったです。

高校1年くらいまでサッカーを続けていたんですけど、病気で手術のために入院することになって。それからまったく運動をしなくなって、ゲームばかりやるようになりましたね。入院した時は1ヶ月寝たきりだったんで、筋肉が全部落ちて体重が13キロ減りました。

――かなり大きな人生の転機ですね……。その頃、プレイしていたのはどんなゲームだったのでしょうか?

FPSゲームの『スペシャルフォース』を始めて、5年くらい続けていました。その時からの友達と『Alliance of Valiant Arms(AVA)』や『League of Legends(LoL)』をプレイしていた時期もあります。

『スペシャルフォース』と『AVA』では、友達と「ちょっと出てみようぜ」みたいな感じで大会に出たこともありました。とは言っても、今ほどゲーム時間は多くなかったですね。

――『PUBG』を始めるまで、他にもやり込んだゲームはありましたか?

誘われたゲームを少し触った程度で、他はあまりやっていないです。『PUBG』も友達から誘われたんですけど、その頃は他の趣味にも目が向いていたので、しばらく経ってやっと買ったんです。それが2017年5月頃ですね。

それで、いざ『PUBG』を始めたら、友達よりもかなりハマってしまって。暇さえあれば1人でも延々とプレイするようになっていました。

――2017年10月には、DMM GAMES主催の「PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP」で、韓国で開催されたアジア大会(※)への出場権を獲得したわけですが、それ以前に何か『PUBG』の大会に出場したりしていましたか?

※2017年11月に韓国・釜山にて開催された国際大会。日本からは「PUBG JAPAN CHAMPIONSHIP」で上位を獲得した4チームが出場権を獲得し、Sabrac選手は「SunSister Unknown」として出場した。

「DONCUP」には何度か出場していて、いつも決勝まで進んではいたんですが、結果が出せたのはSOLOで2位が取れた時くらいでしたね。あの頃は、中国・韓国・日本が同じサーバーで、リーダーボードのランキングでとにかく上を目指していました。

常にリーダーボードの上位にいた人は、韓国で今活躍している選手も多いんですけど、そのトッププレイヤーたちと戦いたくて。勝ちにこだわって自分のレートをひたすら上げて、マッチングしたら喜んで戦っていました。

2017年の8月か9月には、SQUADのランキングで日本人では僕が1位だったんです。自分より上にある名前を調べても、全員が中国か韓国のプレイヤーで。アジア大会に出た時は、ずっと強いと思っていたリーダーボード上位の人ばかりが会場にいて、「やっと会えた」と思いました。

チームに入れば、自分より強い人とプレイできると思った

――「SunSister」に所属したのは、どんな経緯だったのでしょうか?

「SunSister」の別部門に所属していた友達から、声を掛けてもらったのがきっかけで応募しました。チームに入れば、自分より強い人がいるかもしれないと思ったんです。そういう人と一緒にできるのが楽しみだなと。

書類選考に受かった後、ボイスチャットのグループに招待されて、その中にはgabhaやCrazySamがいたのを覚えています。そこで説明を聞いて、トライアウトを受ける流れだったんですけど、話を聞いている間に他のプレイヤーの戦績を調べたら、自分より強い人が1人もいなくて。その時点で100%受かると思っていました。

トライアウトとして実際にプレイした時は、gabhaを含めた3人で、全試合ドン勝を取って3人とも受かりました。その時からgabhaは欠点がないプレイヤーだと感じていて、淡々と敵を倒していくのを見て、この人も確実に受かるだろうなと思っていました。

――「SunSister」PUBG部門の初期のメンバーがそこで決まっていったわけですね。

受かった後は自分が選考を見る側になったんですけど、多くの人を落としました。今は他のチームで活躍しているプレイヤーでも、あの頃に選考で落とした人はたくさんいます。

後になればなるほど、チームには強い人たちが続々と入ってきて、強い人と一緒にプレイできる喜びを感じましたね。

――メンバーを決定していく上で、Sabracさんがかなりのキーパーソンになっていたと。

最後の方で、CiNVeがトライアウトを受けにきたんですよ。その時のCiNVeは『PUBG』をあまりやり込んでいなくて、戦績もそれほど良くなかったんですけど、別ゲームでの実績を見て間違いなくポテンシャルがあると思って。トライアウト時のプレイは重視せず、この人は絶対に入れるべきだと言いました。

実際に、CiNVeは加入してから『PUBG』をやり込むようになって、どんどん上手くなっていって。入れて良かったと思うメンバーの1人でした。あの時のメンバー選考は、「次はどんな人が来るんだろう」という感じで楽しかったですね。

個性の強い4人が、絶妙なバランスを保っているチーム
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綾本 ゆかり

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ソーシャルゲームをつくっていた会社員時代を経て、現在はフリーライターとして活動。PUBGで観戦の楽しさを知ったことをきっかけに、eスポーツの世界へ。ゲームやプレイヤーの魅力を伝えるべく、イベントレポートやインタビューを中心に取材記事を執筆します。

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