eスポーツ女子会で本音トーク!eスポーツ業界に携わって仕事するってどういうこと?【前編】

昨今、国内でもますますeスポーツが盛り上がりを見せ、eスポーツ業界に興味を持つ人も増えてきたのではないでしょうか。

一口にeスポーツと言っても、仕事として携わる方法はさまざま。そこで今回、各方面からeスポーツ業界に携わり、第一線で活躍する女性3人による”eスポーツ女子会”を開催!

登場いただくのは、株式会社Wekids 及び 株式会社Rush Gaming のCEOを務めるチームオーナー西谷麗さん、eスポーツの番組やチーム運営に携わる日本テレビプロデューサーの佐々木まりなさん、そして毎日新聞社で全国高校eスポーツ選手権に携わる田邊真以子さん。

前編にあたる本記事では、3人がeスポーツに携わるきっかけや、それぞれの仕事に感じるやりがいや魅力、そしてeスポーツ業界で働くことを目指す人へのアドバイスをうかがっていきます!

eスポーツ業界の第一線で活躍する3人の女性が集結

――それでは最初に、簡単な自己紹介からお願いします!

西谷麗(以下、麗):
「Rush Gaming」というeスポーツチームを1年ほど前から運営しています。昨年、法人化して株式会社になったので、2019年はもっと本格的にアパレル販売なども進めて、頑張っていきたいと思っています!

佐々木まりな(以下、まりな):
日本テレビでeスポーツ番組「eGG」のプロデューサーや、eスポーツチーム「AXIZ」の運営に携わっています。入社当初は営業の仕事をしていましたが、その後もともと志望していたアニメの部署への異動が叶ってアニメプロデューサーに。一昨年、eスポーツ事業をやりたいと手を挙げ、今に至ります。

田邊真以子(以下、真以子):
毎日新聞社で「全国高校eスポーツ選手権」の担当をしています。入社から5年ほどは広告営業の担当だったのですが、去年の4月に新規事業グループへ異動して、そこで「全国高校eスポーツ選手権」の企画を提案しました。

”行動力”と”実行力”がeスポーツを動かす

――みなさんがeスポーツに携わることになった、きっかけを教えていただけますか?

日本テレビプロデューサー・佐々木まりなさん

まりな:
一昨年、社内で企画募集があったので、そこで「eスポーツ事業をやりたい」と手を挙げたことがきっかけです。私は、もともとアニメやゲームが大好きで、Blizzard社のゲームにすごく親しんでいた中学時代があって……。

麗:
え、中学!? 中学からって相当ガチですね。ちなみにタイトルは?

まりな:
『ディアブロII』です。母からPCとともに与えられて。母とリビングで一緒にプレイしていたんですけど、リアルの会話はなく、海外の人と一緒にパーティーを組んでチャットで”follow me”とか言っていました(笑)。なので、仕事にはしていなかったものの、ゲームに親しんできた背景があって、今の仕事に活かせているという感じです。

麗:
実は、まりなさんがこの中で唯一のゲーマーなんですよね。Blizzard社というと、例えば『ハースストーン』や『オーバーウォッチ』のシーンを見て、日本でもeスポーツをやりたいと思ったんですか?

まりな:
『ディアブロII』にハマった後は、『サドンアタック』などのFPS系のシーンを見て、「やっぱり韓国が進んでいるんだな、日本でもあったらいいのに」と思っていました。会社の企画をスタートさせる前に、肩書きを明かさず『PUBG』のオフラインイベントに参加したこともあります(笑)。

麗:
生粋のPCゲーマーですね!

毎日新聞社 eスポーツ担当・田邊真以子さん

真以子:
私は、eスポーツという言葉を知ったのが1年くらい前だったんです。去年のお正月に親戚の集まりがあって、男子高校生のいとこに「eスポーツって知ってる?」と聞いてみたら、「知ってるよ」と。

彼がハマっているという『League of Legends(LoL)』について語り出して、「若者文化に置いていかれてる!」と危機感を感じて(笑)。メディアにいる人間として、本来は最先端を知っていなければならないのに、それを全然知らないどころか、「たかがゲームでしょ」と思っていた自分が一気に恥ずかしくなったんです。

それで、調べたら1月末に「EVO Japan」 が開催されると知り、ボランティアスタッフに応募しました。その体験をきっかけに、毎日新聞社としてゲーム好きな人に向けた新しいことができないかと考えて、高校生大会を提案したという経緯です。

まりな:
話を聞いて、すぐ「EVO Japan」に行く行動力がすごい! しかも、観客として行くのではなく、ボランティアスタッフで。

真以子:
人から話を聞くだけじゃなくて、自分の目で見てみたいと思うんです。

麗:
「eスポーツを盛り上げたい」と言いつつ、行動しない人って多いじゃないですか。ボランティアスタッフの募集を探すところから始めても良いし、まずは行動することが大事ですよね。

しかも、お二人とも提案からの実行が素晴らしい。外から見たら「あの大企業が動いた!」という話ですよ。動かした人すごいなって。

真以子:
社内でゲーム好きの先輩を何人か誘って、「EVO Japan」へ連れて行ったんです。すると、先輩たちも「ゲームって今、こんな世界になっているのか!」と驚いていて。そうやって先輩たちを何人かやる気にさせて、企画書を一緒にブラッシュアップして、上司に提出しました。

麗:
最初からまわりを巻き込むところまで見えている……!

真以子:
今思えば、eスポーツ大会の運営がどれだけ大変かわからないからこそ、怖いもの知らずだったなと思いますね。何がスタンダードかわからないので、今も本当に手探りという感じです。

まりな:
現在も大会が続いていますけど、とても堅実に運営されていますよね。

株式会社Wekids/株式会社Rush Gaming CEO・西谷麗さん

麗:
私は前職で、エレクトロニック・アーツ社に統合されたイギリスのゲーム会社の日本支社立ち上げに携わっていて、ゲームづくりに関わるところからキャリアがスタートしているんです。

当時から、ゲーマーってものすごい才能の塊だと感じていて、彼らの持つ才能を活かした仕事をつくりたいという思いから、5年ほど前に起業しました。その頃から、海外ニュースで耳にするeスポーツという言葉自体は知っていたんですけど、日本で上手くいくのは難しいだろうと思っていたんです。

それがある時、後の「Rush Gaming」の共同創業者となるGreedZzに出会って。彼の試合を見た時にすごく興奮したんですよ。彼の活動を応援したい、どうやったら彼をテニスの錦織圭にできるだろうかと。これも今思えば、無謀な話なんですけど(笑)。

彼を通じて『Call of Duty(CoD)』というゲームを知り、アメリカのeスポーツシーンのことを教わりました。その出会いから1年半後に、私もアメリカみたいなカッコいいeスポーツチームをつくろうと、立ち上げたのが「Rush Gaming」です。

eスポーツに携わる仕事の魅力、そして目指す人へのヒント
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綾本 ゆかり

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ソーシャルゲームをつくっていた会社員時代を経て、現在はフリーライターとして活動。PUBGで観戦の楽しさを知ったことをきっかけに、eスポーツの世界へ。ゲームやプレイヤーの魅力を伝えるべく、イベントレポートやインタビューを中心に取材記事を執筆します。

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