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「選手の活躍の場や表に出るチャンスをもっと用意したい」プロゲーマーを支える元日本代表、JeSU羽染貴秀氏インタビュー

――この1年、本当に色々なことがあったと思います。その中で出てきた課題や改善点について教えて下さい。

羽染 選手の活躍の場や表に出るチャンスがまだまだ少ないと思っているので、まずは(各地で大会を開けるように)JeSUの支部をもっと増やしていきたいです。

――今は11箇所の支部がありますが、今後の拡大予定はどのようになっているのでしょうか。

羽染 詳細はこれから発表しますが、47都道府県すべてに置くことを目標にしています。

――各支部はどのような方々が運営しているのでしょうか?

羽染 コミュニティから始まっている団体が多いです。ただ最近は地方のメディアや地方に地盤がある企業とのコラボで様々なeスポーツのグループが誕生しているので、この半年ほどで流れが変わってきたかなという感じはします。

――各地に支部を置くメリットとは?

羽染 様々な場所でイベントを開きやすくなり、大会数の増加につながるので、各地で眠っているゲーマーが表に出る機会を創出できるようになります。プロ選手に対して出演費を出せるイベントが増えればゲーマーの生活水準も上がりますし、ファンも付いて来てくれるかもしれません。行政のバックアップも受けやすくなるので、小さいレベルでいいからイベントをどんどん増やして行ってほしいですね。

――地方支部を置くなどの活動をする中で、昨年1年でeスポーツを取り巻く環境の何が変化したと思いますか?

羽染 とりあえず “eスポーツ” という単語を知っているという人は間違いなく増えました。プライベートでも、年末に親戚が集まっているときに「この間eスポーツをテレビで見たよ」と言われたり、たまたま僕がテレビに映っているときに「テレビで見たよ」とLINEが来たりするようになりました。

――これから羽染さんがJeSUの一員としてどのようにeスポーツに対して取り組んでいくのかお聞かせください。

羽染 JeSUとしては、ライセンスを保有している選手のデータベースをもっと充実させたいです。彼らが活躍したときにそこのページを見てもらえれば、「この人はこんな活躍をしているけどまだ契約していないから、うちが契約したいな」という企業が見つかるかもしれません。

ゲーマーの中にはまだまだ自分で何かを発信する積極性を持っている人が少ないので、こちらからアプローチして意識を1つ上のレイヤーに上げて、「そこから先は君たちががんばるんだよ」と言えるころまでは持っていきたいです。

それと選手たちには「人生をゲーム1本に絞るなよ」と言いたいです。僕はゲームはあくまでもコミュニケーションツールだと思っています。ゲームだけ1本に集中しちゃうと色々なものが目に入らなくなってしまうので、様々な楽しみを見つけた中で最終的にゲームにたどり着くのが良いと思っています。

勉強もスポーツもeスポーツもやって、そこで自分に合ったもの、好きなものがなんだろうと考えた時にそれがeスポーツだとしたらそれをやればいいんじゃないかなと。eスポーツの世界に入る=プロゲーマーという思考が強いかもしれませんけど、他にも色々とやれることはあります。

eスポーツの世界を知ったらもしかしたら裏方に立ちたいと思うかもしれません。今はまだeスポーツは黎明期で不安もあると思うんですけど、やったらやった分は、色々な形で帰ってくると思います。そこは勇気を持って、やりたいと思ったら、本当に好きだったら、やるべきだと思います。

 

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早川 清一朗

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元アニメライター現ゲーム&シナリオライター。  三度の飯より酒が好き。酒と同じくらい面白いことが大好き。  日々新たな面白さを求めてあっちへふらふらこっちへふらふらしています。

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