『鉄拳7』世界最強の竜王――ROX Gaming所属 Knee選手ショートインタビュー

世界各国から名だたる格ゲープレイヤーが集いに集った世界的なプレミア大会「Combo Breaker 2019」。その中でも『鉄拳7』部門における参加者は優に600人を超え、3日間に渡り激闘が繰り広げられました。

羅刹の如きプレイヤー達がしのぎを削って闘うなか、セット勝率92.86%という圧倒的な勝率をもって頂点に輝いたのがROX Gamingの鉄拳部門ROX Dragons所属のKnee選手その人です。

鉄拳をこよなく愛し、初代からプレイし続けている鉄拳のレジェンド、そして体現者でもあるKnee選手に、今回は彼自身の鉄拳愛や普段の練習迫りました。

見たことのない光景と動揺

――「Combo Breaker 2019」優勝おめでとうございます。今回の優勝の要因はどういうところにありましたか?

優勝の要因は最後まであきらめなかったことだと思います。
試合の中で絶体絶命の場面が何度もあったかと思いますが、私が最後まで集中したことで逆転劇を果たすことができました。

――上記質問と被るかもしれませんが、鉄拳における自分の長所は何だと思いますか

長くやり続けたことから得た経験のおかげか、容易く揺られないメンタルだと思っています。

――優勝に至るまでの過程で、最も印象に残った試合はどれでしたか。

たくさんの名試合があったと思いますが、その中でもやはりRickstah選手との試合は別格ですね。私がレイジドライブを使った瞬間、相手の豪鬼が滅殺豪波動で回避してからそのスキルでKOされた瞬間は今でも思い出せます。あのときは本当に動揺しました。

――また、今大会で対戦した選手との舞台裏での出来事(や会話)で印象に残っていることがあれば教えてください。

アメリカの大会はすごく自由な雰囲気の中で行われます。そういった雰囲気の中で行われる選手同士の面白いリアクションや、観客の呼応は見応えがありました。
特にAnakin選手との決勝戦では観客全員が両手を天に向け、まるでドラゴンボールで孫悟空の元気玉に元気を分けているかのような、そんな場面を彷彿とさせました。
ほかの国では見たことのない光景でした。

――同チームのCHANEL選手は、Knee選手にとってどんな存在でしょうか?

私が2017年、一人でTekken World Tourをまわっていたときは成績にかなり波がありました。
しかしChanel選手が「ROX Gaming」に入って一緒に大会へ出てるようになってからは、自然と良い結果を出せるようになったのです。
一緒に練習をしたり、対戦相手を分析したり、たくさん意見を言い合いながら色んな部分で助けてもらってます。
私にとってChanel選手は本当に大きな存在です。

鉄プロTVを楽しむKnee選手の様子

ピックの幅を広げ、進化を続ける竜王

――ここ何年かでKnee選手のピック幅は大きく広がりを見せているように思うのですが、ピック幅が広がった理由・キッカケなどがあれば教えてください。

鉄拳7に入ってからキャラクターの相性がかなり大事になったと思っています。
たとえば、ブライアンの場合はだいたいのキャラクターに対しかなり厳しい試合を強いられます。
しかしこれがギスや豪鬼、一美などOPと呼ばれるキャラクターの場合は、驚くほど試合の”やりやすさ”が変わっていきます。
鉄拳7においてはキャラクターピックがより重要な戦略の一つになったと感じ、勝つためにはピック幅を広げるのが正解だと考えるようになりました。
また、たくさんのキャラクターの理解度を高めることで、試合の土壇場における対応力も前に比べて明らかに上がったと感じています。

――普段どのような練習を行っていますか。

いつも勘を鈍らせないように鉄拳をやり続けていますが、これだけでは十分ではありません。
私ももう老将枠(ベテラン枠)に入ってしまっているので、10~15歳下の選手たちと競争するために、体力トレーニングにも取り組んでいます。
運動が好きなわけではありませんが選手生活を続けるためには必要なことだと思っています。

――尊敬しているプレイヤー、ライバルだと思っているプレイヤーはいますか。

すべてのプレイヤーが上手く、しかも好戦的なので一人をライバルとして選ぶのはすごく難しいです。
強いて言うなら、ずっと戦い続けているベテランのプレイヤーが好きですね。どうやら私も昔からやってきたせいか、鉄拳5時代からの選手に再会すると、良き懐かしさを感じます。

――鉄拳で最も好きな部分はどこですか。鉄拳のどういったところを愛していますか。

鉄拳1からプレイをしてきて最も好きだと感じているのは、空中コンボが楽しくて打撃感が優れている部分です。
そしてなにより観戦が面白いですね。劇的な試合を見ていると思わず緊張してしまいますし、興奮を抑えきれません。
最近は週末ごとに大会があってたくさん観戦できるのがすごく楽しいです。

――日本の鉄拳ファンへ向けてコメントをお願いします。

鉄拳5のときからたまに日本へ行ってゲームをやっていました。
強い相手と対戦もして、日本のプレイヤーとも仲良くなったり、これまでたくさんの思い出を築いてきました。
いつも親切にしていただき本当にありがとうございます。
また私を応援してくれている皆様には、大変感謝しています。
これからも”よき姿”を見せていけるように頑張ります。

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