「eBASEBALL プロリーグ 2019シーズン」はここに注目 今年のプロテストは「トライアウト」でもある!

昨シーズン中、毎週欠かさず通っていたコナミホール。筆者にとってはもう慣れ親しんだ場所となっている。

会場には名球会の駒田徳広氏、応援監督に就任された真中満氏の姿

お二人とも昨シーズンから解説などを務められた方々で、真中氏とはトイレで隣になって用を足した仲。姿をお見かけしても「お、来てるね」くらいのものだ。

長い物に巻かれる筆者注:真中氏は囲み取材でお側に寄ると風格を感じるとともに、周囲への気配りを欠かされない。まさに「監督」という方である。

そんな態度も、まさかの「世界の王」こと王貞治氏からのビデオコメントでぶっ飛んだ。

日本球界どころか、日本スポーツ界のなかで最も影響力のある人物の一人。NPBがガチで「eBASEBALLプロリーグ」を日本最高峰のeスポーツにしようとする意思が感じられた。

さて、「eBASEBALL プロリーグ2019シーズン」の詳細は公式サイトに掲載されているし、動画で配信もされている。単なるレポート記事を書くだけでは芸がないだろう。

本記事では、2019シーズンの変更点のなかでも一ヶ月後に迫る「プロテスト」に焦点を当てつつ、今シーズンが始まるうえで注目してほしい点を解説していく。

今シーズンのプロテストは「合同トライアウト」でもある

昨シーズンのプロテストは、全員がプロを目指す立場として横一列だった。

しかし今シーズンのプロテストは、プロ野球で言うところの「12球団合同トライアウト」の側面を持っている。

※12球団合同トライアウト:自身の能力をアピールして球団との契約を目指すための試験。自由契約選手を対象とし、プロを目指す独立リーグの選手や、戦力外通告を受けた有名選手などが参加する。

あえて言おう。戦力外通告を受けた選手たちが、再びプロの舞台を目指すための戦いでもあるのだ。

言うなれば、eBASEBALL版『プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達』。

華々しい舞台を知っているからこそ、悔しい。

「自分こそが主人公」と思わせるスポットライトを浴びたからこそ、負け犬のままでは終われない。

継続契約から漏れた14名の選手は、元プロ選手として「オフライン選考会」からの参加となる。

※昨年の「e日本シリーズ」に進出したじゃむ~選手とBOW川選手は、プロテスト免除で「eドラフト会議」へ参加。

しかし観客の立場からすれば、今シーズンは8月から熱いドラマを見ることができるわけだ。

正直なところ、昨年のプロテストはコンテンツとして弱かった。よほどパワプロに詳しくなければ、個々のプレイスタイルや力関係などはわからない。まして、本家のプロ野球も開催している時期だ。初見の人がわざわざ「パワプロのプロテスト」を見るというのは、かなり物好きといえるだろう。

その点、今シーズンのプロテストには見慣れた顔がいる。

2017年のチャンピオンとして昨シーズンに参加したにもかかわらず、全敗を喫したマエピー選手。

圧倒的な人気を誇った読売ジャイアンツの一員、筆者の記事でもお馴染みのころころ選手。

雪辱を誓うもの。昨年のチームメイトとの再会を目指すもの。それぞれに思いを抱え、限られた椅子を奪い合う。

はたして、継続契約から漏れてしまったあなたの「推しの選手」は、プロテストを勝ち抜き「eドラフト会議」で契約を勝ち取れるだろうか。

昨シーズンを戦い抜いた猛者たちと、まだ見ぬルーキーのガチンコバトル。悲喜こもごもの争いが今から待ちきれない。

5イニングの短期決戦は投手有利?

さりげなく変更された、6イニング制から5イニング制への短縮。

ファンからすれば1イニングくらいと思うかもしれないが、プレイヤーからすると戦略やプレイスタイルを一変させる可能性もある変更点だ。

昨シーズン、3イニング交代制で実施された「eリーグ代表決定戦」や「e日本シリーズ」を体験した選手は、口を揃えて「打者側はアジャストする前に終わってしまう」と話した。

選手のなかには、中盤以降から調子が上がってくる「スロースターター」を自認するものもいる。相手のピッチングに慣れる前に試合が終わってしまった……なんてことも十分に起こりえるのだ。

プロテストも同様に5イニング制であるため、プロを目指す人たちにとっても対策は急務となる。

また、延長戦も廃止となったため、引き分けの試合は昨シーズンと比べてかなり増加するだろう。

一点の重み、一勝の重みが増せば、スモールベースボールによって確実に点を奪うチームが有利になるかもしれない。

選手たちが導き出す5イニング制ゲームの最適解は、どんなかたちになるだろう。

長丁場のeペナントレースを乗り切るために
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砂拭

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シブゲーの某編集者との癒着によりeスポーツ業界へ潜り込んだ自称ライター。スポーツ紙よりはパワプロに詳しく、ゲームメディアよりは野球に詳しい独自のポジションでeBASEBALLライターの覇権を狙う。

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