「ぷよぷよチャンピオンシップ」6月大会開催!SEASON2最初のライセンス大会で「魔王delta」を止めるのは!?

引用元:【eスポーツプロ大会】「ぷよぷよチャンピオンシップ」SEASON2 6月大会生中継 | Youtube

『ぷよぷよチャンピオンシップ』とは

セガゲームスの開発する『ぷよぷよ』シリーズは、4つ繋がると消える「ぷよ」を積み上げて連鎖を撃ち合う「落ちものパズル」の定番タイトル。

シリーズ作品として25年以上の歴史を誇っており、印象的な連鎖ボイスやキャラクターデザインが人気の要素ですが、最新作となる『ぷよぷよeスポーツ』では勝利数カウント機能など、名前の通りeスポーツとしての対戦要素もブラッシュアップされています。

『ぷよぷよ』には日本eスポーツ連合(JeSU)認定のプロライセンスも発行されており、2018年からは指定の大会で上位入賞することで獲得できるポイントを競うシーズン制の「ぷよぷよチャンピオンシップ」も開始。

昨年から始まったSEASON1では1年に渡って激戦が繰り広げられ、2019年4月20日に宮崎県で開催された「ぷよぷよファイナルズ」に年間ポイントランキング上位7名と選抜大会の優勝者の計8名が出場しました。

栄えある初代年間王者の座を賭けてハイレベルな争いが展開されたファイナルズを制したのは、シーズン後半から怒涛の連勝街道を走ったdelta選手。

2018年12月のプロアマ混合大会で優勝しプロライセンスを獲得すると、同日のプロ大会でも勢いそのままに優勝。そこから出場する大会の全てで好成績を収め、並み居るプロを蹴散らし見事栄冠と賞金100万円を手にしました。

SEASON2 6月大会

delta選手が圧巻の連鎖力と対応力でfron選手との激闘を制し王座に輝いてから2か月。2019年6月29日、千葉県のイオンモール幕張新都心店にて「ぷよぷよチャンピオンシップ」SEASON2の6月大会が実施されました。

この大会はジャパン・eスポーツ・プロライセンス認定大会であり、ライセンス保持者のみ出場可能。前シーズン2月大会でベスト8入りしシード枠を獲得した選手のほか、当日予選を突破した8名を加えた16人が参加。予選リーグには王者delta選手の名前も。

決勝トーナメントシード枠進出選手
優勝:ぴぽにあ選手
準優勝:MGR
ベスト4:あめみやたいよう/live
ベスト8:Kamestry/coo/マッキー/fron※
※meta選手が欠場のため、meta選手ベスト8進出決定試合の対戦者fron選手を繰り上げ出場と致します。

<予選リーグ出場選手>
あべし/oka/くまちょむ/Kuroro/ざいろ/せたなぎ/selva/Tekku/Tema/delta/Tom/トムソン/ともくん/飛車ちゅう/へーょまは/ペペペマン/MATTYAN/めいせつ/ヨダソウマ/わっふる

SEASON2からこのライセンス大会もグレードアップし、優勝賞金も昨シーズンから大幅に増えて100万円に。公式に大会が配信されることもあって注目度が高く、シーズンを占う上で重要な大会のひとつです。

ここで優勝すればSEASON2の競技シーンをリードできる重要な大会。まずは予選リーグが行われ、突破者にシード選手を含めた抽選の結果、決勝トーナメントは以下の組み合わせになりました。

予選からの登場となったdelta選手ですが、実力者ひしめく予選グループを全勝で突破。5月のプロアマ混合大会を制したselva選手、有名プレイヤーのKamestry選手と同じ山に入りました。

決勝トーナメントからは配信も実施され、放送席にはお馴染みとなった椿姫彩菜さんに加え今大会はサブMCとしてプロゲーマーのチョコブランカ選手も登場。試合の解説はこれまで同様に出場選手が入れ替わりで務めました。

2ゲーム1セットの2セット先取で行われるトーナメント。開幕戦のぴぽにあ選手vsざいろ選手でぴぽにあ選手が4連取のストレート勝ちを決めると、ヨダソウマ選手、fron選手、そしてdelta選手もストレート勝ちを収める明暗がハッキリ分かれる展開に。

特に2月大会優勝者として負けられないぴぽにあ選手は2回戦もストレート勝ちを収め8ゲーム連続勝利でベスト4へ。Kamestry選手を下して勝ち上がってきたdelta選手との準決勝へ駒を進めます。

ベスト4にはマッキー選手、くまちょむ選手も勝ち上がり、ぴぽにあ選手とdelta選手を含めて全員がライセンス大会の優勝経験者という顔ぶれに。

準決勝第1試合はdelta選手vsぴぽにあ選手。試合開始前から解説席に座ったTom選手をして「悪の王deltaに挑む勇者ぴぽにあ」と表現させるほど、淡々と的確なプレイで勝ち星を重ねるdelta選手は不敵に映ります。

対戦を前に緊張した面持ちのぴぽにあ選手(画面左)と、あくまで冷静なdelta選手
引用元:【eスポーツプロ大会】「ぷよぷよチャンピオンシップ」SEASON2 6月大会生中継 | Youtube

それもそのはず、delta選手はこの大会前まででライセンス大会では2月に1敗を喫したのみ。プロを相手に勝率は驚異の8割超えで、現環境において「最強」の呼び声も高いプレイヤーです。

試合はここまで1ゲームも落としていないぴぽにあ選手が持ち味の読まれづらい不定形積みで果敢に攻め込みますが、delta選手が無駄なく対応していく展開。

delta選手がスムーズな攻撃で1セットを先取しますが、ぴぽにあ選手も混戦に持ち込んで1セット取り返して反撃。そして最終セットは先にぴぽにあ選手がリーチをかけ、王者deltaに土をつけるかと思われましたがdelta選手が怒涛の13連鎖、10連鎖という大連鎖を浴びせかけ逆転勝ち。勇者の刃はあと少しのところで魔王に届きませんでした。

delta選手(画面右)の11連鎖は残ったぷよがたった1つという驚異の回収率。これには解説のTom選手も「ずるい!」と絶賛
引用元:【eスポーツプロ大会】「ぷよぷよチャンピオンシップ」SEASON2 6月大会生中継 | Youtube

準決勝第2試合ではマッキー選手vsくまちょむ選手。現役高校生プロとレジェンドプレイヤーの対決という世代間闘争の構図にも注目が集まったこの試合は、くまちょむ選手が速攻で揺さぶりをかけて先行するもマッキー選手も鋭く切り返す一進一退の攻防に。

しかし速攻に対応するために本来のスタイルを徐々に乱されたマッキー選手の形が崩れたところを見逃さなかったのはくまちょむ選手。最後は大きな連鎖で決め、セットカウント2-0で決勝で待つdelta選手への挑戦権を獲得しました。

速攻を軸に立ち回るくまちょむ選手ですが、決め手は10連鎖。連鎖構築力の高さも見せつけました。
引用元:【eスポーツプロ大会】「ぷよぷよチャンピオンシップ」SEASON2 6月大会生中継 | Youtube

決勝は前シーズン王者のdelta選手vsくまちょむ選手の顔合わせ。実は両選手は当日の予選リーグが同組だったため本日2度目の対戦に。そこではdelta選手がセットカウント2-1で勝利を収めています。

頂点を賭けた試合でもお互いにスタイルは変えず、くまちょむ選手が速攻を仕掛け、delta選手が受ける形で対戦はスタート。とにかくdelta選手の超火力を封じようと積極的に攻撃を仕掛けるくまちょむ選手ですが、delta選手は対応状況不利を作らせず逆に隙を見て中程度の攻撃で相手の盤面を埋めていきます。

delta選手が第1セットを奪うと、流れは完全にディフェンディングチャンピオンへ。遂には相手のお株を奪うかのように先に仕掛け、積み上げた連鎖を打たせない「潰し」が決まって圧巻のストレート勝ち。

実力者の集うライセンス大会としてはあまりに危なげない戦いぶりでdelta選手が2019年度6月大会の王者に輝き、またしても賞金100万円を手にしました。

フィニッシャーとなった2連鎖トリプルは17個の鮮やかな同時消し
引用元:【eスポーツプロ大会】「ぷよぷよチャンピオンシップ」SEASON2 6月大会生中継 | Youtube

これでライセンス大会での対戦成績は勝率9割越えとなり、この日も予選から無敗でトーナメントを制したdelta選手ですが、表彰式では「予選からずっとキツかった。楽しく『ぷよぷよ』をやっていたら勝てたので嬉しい」と謙虚にコメント。

前シーズンのファイナルズでは「コミュニティ発展のためにPS4を寄付する」と宣言し話題となった賞金の使い道については、今回は「特に決めてないので貯めておきます」とコメントし笑いも誘いました。

今後の予定

短期決戦という試合形式もありコンスタントに結果を出し続けるのは難しいとされる『ぷよぷよ』のeスポーツシーンですが、delta選手の対応力・火力は共に安定感抜群で攻守に隙の無い戦いを展開。獲得賞金でも独走状態に入ろうとしています。

開始2か月にして早くも「ストップ ザ delta」の様相を呈してきたSEASON2ですが、ポイント集計期間は2020年の3月末までと勝負はまだ始まったばかり。

delta選手も以前から名の知れたプレイヤーでしたが、プロライセンスを獲得したのは2018年度12月大会。今シーズンも途中から新たにトップ争いに加わる存在の登場にも期待がかかります。

今後のプロライセンス認定大会「ぷよぷよカップ」は8月24日にライセンス大会としては初の大阪大会が、そして同31日は東京大会が開催予定です。共に一般参加選手がベスト4以上に進出した場合はプロライセンス発行の権利が付与されます。

9月には次回の「ぷよぷよチャンピオンシップ」として東京ゲームショウ内イベント「e-Sports X」でTGS特別大会が予定されており、直後の10月に行われる茨城国体のeスポーツ種目にも『ぷよぷよeスポーツ』が採用されています。

国体の都道府県予選ではプロライセンス保持者を破って代表となっているプレイヤーも多く、ますます『ぷよぷよ』の競技シーンが活性化していくと予想されます。

果たして「魔王delta」の王座はこのまま続くのか。王位を脅かす新たな挑戦者はだれになるのか。今後の展開に注目が集まります。

 

ハル飯田

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大阪生まれ大阪育ち大阪在住のフリーライター。コンシューマタイトルや関西のeスポーツシーンに注目しています。スポーツとゲームが好きすぎてスポーツゲーム『パワプロ』のプロリーグではプレイヤーズゲストとして解説も担当。

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