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【DXRacer × Rush Gaming】大型パートナーシップが実現!必然的に結びついた両者の「ブランド思想」に迫る

Rush Gamingを外から見た印象

西谷 ちなみに今回ご一緒するにあたって、お会いする前から花田さんがRush Gamingに対して感じていた印象みたいなものはありましたか?

花田 一番鮮烈な印象が残っているのは、2018年2月の闘会議で行われた『Call of Duty : WWⅡ』プロ対抗戦ですね。Rush GamingとSCARZの決勝戦。

あの闘会議の時、ちょうど後ろの『PUBG』のイベントに協賛で出ていました。でも『Call of Duty』ブースでは当時の2大人気チームの対戦だけあって会場の熱気がすごすぎて、思わず抜け出して観に行ったんです。生でRush Gamingさんを観たのはあれが初めてでしたが、Rush Gamingさんのファンの熱量もすごく高くてびっくりしたのを覚えています。

西谷 ありましたね。あれはすごかった!

花田 でもそれ以前から、DXRacerが『Call of Duty』とのコラボモデルを発売している関係で、コミュニティの方とお話をする中で自然と「Rush」の名前は耳にしていました。配信で人気のVodkaさんのツイッター企画で偶然ご一緒する機会もありましたし。そういうところで巡り巡って繋がっていたので、必然的にRush Gamingの活動や大会での活躍はチェックしていましたね。

チームの印象としては本当にファンに愛されているチームで、選手の実力もさることながら、ファンに向けての発信やファンコミュニティを大事にしている姿勢が目に留まります。

動画や配信でも、「チームが何をしているか」を地道に上げ続けているじゃないですか。やはりそういうストーリーが重要で、だからこそGreedZzさんのように長く活躍している有名選手だけではなくて、比較的新しい選手たちも人気があるんだなと。実は先日Rush Gamingさんのファンミーティングにこっそりお邪魔したんですが、そこでも思っていた通りのチームとファンの関係が現れていましたね。

西谷 ファンミーティングまで、まさか来ていただけると思っていなかったので驚きました(笑)。

でも花田さんのこういう姿勢がとても素敵で、実はこのインタビュー取材の前にはRush Base(選手の活動拠点)にも来ていただいたんです。Rush Baseでは花田さんから選手に対して「Huntくん久しぶりだね」「大会頑張ってね」と直接声もかけてくださって。

20歳前後の選手からしたら、協賛やパートナーさんのことって「知らないところでお金や何かが動いてる」くらいの感覚で、実感を伴わないことが多いんですよ。でも実際に足を運んでいただいて、名前も覚えて交流までしてくださると、選手も「見てもらえているんだな」って実感ができます。選手たちのことや自分たちが頑張っていること、ストーリーを伝えているところも見ていただけているのは、オーナー視点では本当に嬉しいことですし、その実感がきっと何よりも選手やチームを育ててくれるんだろうなと思いますね。

「長く続く価値」を作り続けること

西谷 少し話を戻しますが、感覚的に「eスポーツといえばDXRacer」、昔からDXRacerコミュニティがeスポーツを支えてくれていると感じている人が多いと思います。あれにはどういう背景があるんでしょう?

花田 実際、お店に置かずに商品を販売するとなると、その分コミュニティのイベントなどで体験していただかないと難しいんですね。なので私たちは出させてもらえるコミュニティイベントで、かつ共感できるものであれば多少無理をしてでも行くようにしています。

例えばLANパーティ。あれだけ熱量のあるゲーマーさんに知っていただける機会は、私たちにとってもすごく大切です。そのコミュニティに足を運ぶことで、お客さんでもあるゲーマーたちがどういうゲームをやっているかも勉強になりますし、もちろん私たちもゲーマーが好きで関わりたいっていうのもあります。小さいコミュニティとも向き合い続けているので、今もDXRacerコミュニティとして集まってきてくれていますね。

でも私は、ゲーマーさんとの適度な距離感も大事だと思っています。過度にコミュニティに入り込むことはせずに、どちらかというと周りから傍観している感じですね。

西谷 例えば影響力のある方に商品を提供して動画を作ってもらってインプレッションを稼いでという方法も多いですが、聞くところによるとそういうのには消極的なんだとか?

花田 PR動画はあまりやっていないですね。そこまで予算がないこともありますが、結局あれは作られたものですから。今はYoutuberやゲーマーの方が自発的にDXRacerの動画を上げてくれているような状態です。本当にありがたいことですよね。

本当に好きな方はそういう動画を自然と見てもらってるだろうし、自然体でゲーマーとも向き合っていくのがいいのかなと思います。

西谷 自然体でありながら、DXRacerさんと各eスポーツチームやゲーマーとの関係値はすばらしいと思います。DXRacerさんのTwitterを見ていると、関わっているチームや選手の素敵なところをDXRacer側でも発信してくださっていますよね。そうやってお互いを信頼して口コミしあっているエコシステムが素敵です。

花田 関係している方々や周りにいてくれるコミュニティの方々のツイートは出来るだけ追い続けています。それは彼らに対してのリスペクトでもありますし、自分なりにできることは最大限できるようにという考え方からも来ていますね。

GreedZz コミュニティイベントや動画もちろんですが、一般ユーザーからするとやはり東京ゲームショウがDXRacerさんを知る一番大きい場所ですよね。普段お店で触れないものがイベントで体験できる珍しさもあって、ゲーマーとの距離感が近い場所でもあって。そこからユーザーごとに口コミや動画で、ユーザー自身が広めていっているような気がします。

「ゲーミングチェアといえばDXRacer」ってなるのは、東京ゲームショウから始まっている認知や体験と、のちのユーザーの口コミがすごいのかなと思います。

花田 東京ゲームショウは毎年すごく力を入れています。普通はイベント企画を企画会社さんに作ってもらうところを全て自分たちでやっています。去年は、ブースの枠組みは業者さんにお願いをして、パネルとかの装飾は自分たちで考えながらやりました。

▲2018年の東京ゲームショウでは、ブースから溢れるほど多くの人が集まり、賑わいを見せていた。

西谷 それは初めて聞きました。DXRacerさんのブースはお金をかけて企画会社とステージを作ってというイメージもあったんですが、そういう風に見えているだけで、実際はDIYだったと。

花田 DIY、確かにそうですね。

西谷 Rush Gamingも時々勘違いされることがあって、「Rushさんってたくさん動画出してるけど、バックの会社も多くて予算もめっちゃあるんでしょ」みたいな(笑)。

でも実際は、私がiPhoneで撮っているだけとか、一眼レフを勉強しながら使っているだけで。それこそGreedZzも選手時代からずっと、自分の動画は実写もゲーム動画も全て自分で編集しているんです。実はみんなDIYで工夫しながら今日に至ってるところも、すごく勇気をもらいますし、親近感が湧きます。

花田 こだわってやろうとすると、商売そっちのけで悩んでたくさん時間も使ってしまうんですけどね。それこそ、この記事の写真を撮ってくださった映写研の杉村さんをはじめイベントMCの子とか、毎年お手伝いしてくれる人たちと一緒にできることをやり続けている感じです。

西谷 きっと周りの人たちにも花田さんの暖かい人柄が伝わっているから、濃いコミュニティをつくっていけるんでしょうね。eスポーツってまだまだ小さい市場だからこそ、各々が自力で何ができるのかを自ら考えてやっていく必要性は私も感じています。

花田 結局は限られた予算や時間の中で、自分たちが動いていかないといけないんですよね。商売もeスポーツもずっと右肩上がりで続くのかはわからないのと一緒で、やはり大事なのは量よりも長く続くことだと思っています。モノを扱っている以上は商品力やデザイン力にこだわりを持って、しっかりと根を張ったような長期的な販売戦略を取っていきたいです。

西谷 共感しかありません。一過性にならないように、長く続く価値を現場がこれからどう作っていけるのかはすごく重要ですね。Rush Gamingはブランドとしてもチームとしてもまだ2年目なので、本当にひよっこです。それこそ今回のパートナーシップを機に、経営者の先輩である花田さんから学ばせていただきたいとも思っています。

実は今回のパートナーシップは、花田さんと初めてお会いしたその日に決断したんですよ。初見で決めたのは人生で初めてです。即決できたのは、実直で経営にもこだわりのある花田さんだったからだと思いますね。

DXRacer×Rush Gamingコラボチェアが発売予定!

西谷 では最後に、重要なお知らせを。年内に、DXRacer × Rush Gamingコラボチェアが発売される予定です!

全員 (拍手)

西谷 おそらく、ファンの中でも「きっとこんな感じのチェアができるのかな」ってイメージがつきそうな気はしますが(笑)。スウェーデンのデザイン担当からデザイン案を頂いて、現在はデザイン案が完成したところです!

GreedZz スタイリッシュかつRush Gamingっぽい感じになる予定です。やはりゲーマーとしては、かっこいいゲーミングチェアを使いたいですから。DXRacerさんはカラーもチームのロゴの入り方もバリエーションが豊富なので、機能面が十分な上でデザインにもこだわれるのは嬉しいですね。

▲こちらがそのデザイン案。(発売は年内を予定している)

花田 向こうのデザイナーさんに、Rush Gamingさんのストーリーや、どういうチームでどんな思いを持っているかなども伝えた上で、デザイン案を作ってもらっています。一度製作してみて納得ができなかったら発売時期が変わってしまうかもしれませんが、今のところ今年9月の東京ゲームショーでお披露目することを目標に進めています。

西谷 デザインのRush Gamingらしさはもちろんですが、もともとコンセプトにしたかったのが「何年も長く使ってもらうこと」なんです。ただファンだったから買った、だけで終わるのではなくて、実家を出るときにも持って行きたくなるようなものをと考えています。もうあと少しなので、出来上がりが楽しみです。

GreedZz ファンの方からゲーミングチェアのおすすめを聞かれることもあるんですが、自分たちも本心で良いなと思えるコラボチェアができる予定なので、「まだ買わないで」「ちょっと待っててね」と言いたいです。(笑)

花田 ファンの方にも喜んでいただけると嬉しいですね。良いものを出しましょう。

パートナーシップ概要

今回のスポンサーシップでは、コラボレーション製品の開発と販売だけではなく、ゲーミングチームベースへの製品供給などを通じてRushGamingの活動を支援をしていくことや、国内外の大会で着用する競技ユニフォームに「DXRacer」のブランドロゴを掲載することも発表されました。

また、スポンサーシップ発表記念キャンペーンとして、抽選で1名様にプレゼントが当たる企画も開催中です。詳細は両者のツイッターと下記ツイートをご確認ください。(@RushGamingJP@dxracerjapan


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渡辺 静

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感覚派の編集・ライター。なんでもワクワクしちゃう観戦勢。特に、ロケットリーグ、CoD、R6Sが好きです。 女性プロゲーマーはつめさんが挑戦し続ける姿に感化されて、シブゲーに来ました。

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