【EVO2019】『DBFZ』部門ライバル対決となった白熱の決勝戦を現地からレポート

『ドラゴンボールファイターズ』(以下DBFZ)は、発売から1年半以上経過するも未だ根強い人気を持つ格闘ゲームです。

アメリカはラスベガスで開催された「EVO 2019」でも『DBFZ』の世界大会が開かれ、その決勝戦が2019年8月3日(土)に行われました。

「これを待ってた…」因縁のウィナーズファイナル

TOP8が進みウィナーズファイナルになると、その組み合わせは巡り合わせたようにCAG所属のGO1選手対EchoFox所属のSonicFox選手になりました。

この二人は『DBFZ』発売初期から切磋琢磨してきたライバル同士です。さらに日本対アメリカという構図も相まって、ファンの盛り上がりもずば抜けた組み合わせです。

実はこの二人は「EVO 2018」のグランドファイナルでも戦っており、その際は接戦の末SonicFox選手が勝利、GO1選手は苦汁をなめています。このウィナーズファイナルは、GO1選手にとってリベンジの機会となりました。

しかしSonicFox選手の方も意気込みは負けておらず、大会前に以下のツイートをしています。

意訳:俺のチームはGO1のプレイスタイルを想定して作られている。この大会でそれを見せたい。「GO1の防御はどうやったら崩れるのか?」というのを課題にずっと練習してきた。その練習が応えてくれることを願っている。

お互いの使用チームは、バーダック・GT悟空に加え、GO1選手は超サイヤ人悟空を、SonicFox選手は魔人ブウ(純粋)を選択していました。超サイヤ人悟空はオールラウンダー的性能で、魔人ブウは攻撃的な性能を持っています。

▲SonicFox選手(左)GO1選手(右)

真剣な空気の中、二人の試合は一進一退を繰り返します。
初っ端から執拗に魔人ブウのアシストでガードを揺さぶるSonicFox選手に対し、GO1選手は全ての打撃択、果ては投げまで防ぎ続けます。

1試合目の決め手となったのは、SonicFox選手のGT悟空のメテオ超必殺技である元気玉でした。
元気玉は追撃を放棄することで、全キャラクター中最強と言っても良い起き攻めを仕掛けることができます。
SonicFox選手は起き攻めを選択し、裏の裏をかいたジャンプHという攻撃を通し、1試合を先取します。

出典:IGN YoutUbe Channel

2試合目は一転してGO1選手の防御が光ります。
スパーキングや交代を巧みに使いながら体力を温存し、1キャラクターも落とすことなくGO1選手が勝利、1-1になりました。

その後も、攻めのSonicFox選手・守りのGO1選手という構図のまま試合は続きます。
中にはGO1選手が20秒以上SonicFox選手の連携をガードし続ける場面もあり、会場には歓声が上がりました。

試合が2-2までもつれると、「結局こうなるんだよな」とでも言っているかのように、二人は顔を合わせます。

最終セットは、お互いに2キャラクターを落とし合い、GO1選手の超サイヤ人悟空対SonicFox選手のGT悟空の一騎打ちとなりました。
お互いの体力は一発圏内と低く、一食触発の状況が続いた後、GO1選手が中段技である龍閃拳で試合を勝利、一歩先にグランドファイナルへと駒を進めました。

出典:IGN YoutUbe Channel

またグランドファイナルで戦うのを知っているかの如く、SonicFox選手は飄々とした表情です。

グランドファイナル・決戦

誰もがSonicFox選手対GO1選手の再戦を願っている空気間の中、そんなプレッシャーはもろともせずSonicFox選手はCAG所属のフェンリっち選手を下し、ルーザーズからグランドファイナルへ進出します。

「早くこっちへ来い」と、SonicFox選手は椅子を叩いてGO1選手を決勝の席へ煽ります。

第1セットはまたもや拮抗した戦いになり、時間切れ寸前まで試合がもつれました。
バーダック対GT悟空の一騎打ちになった後、SonicFox選手のGT悟空がL攻撃を引っかけて勝利します。

出典:IGN YoutUbe Channel

2試合目、勢い付いたSonicFox選手が得意の攻めを通し、2キャラクター温存した状態でGO1選手を下し、スコアは2-0になります。
リセットを目前にして、会場のボルテージも高騰します。

▲GT悟空のメテオ超必殺技である元気玉が繰り出される度、会場の観客は手を上げてそれに応えます。

その後GO1選手がペースを取り戻し、徐々に試合展開を好転させていきます。

第3セット、GO1選手は2キャラクター落とされた状況からGT悟空1人で細かく攻撃を通し、最後にはスパーキングを使った多彩な攻めで逆転勝利します。

続く第4セット、勢い付いたGO1選手は得意の距離を取った間合いを維持し、かめはめ波アシストを巧みに使った立ち回りでSonicFox選手を圧倒し、勝利します。

これでセットカウントは2-2、SonicFox選手が勝てばリセット、GO1選手が勝てば優勝という状況です。

最終戦に臨む二人の表情は真剣そのもの…と思いきや、その顔には笑顔がみられました。
「EVO」の決勝戦という舞台を存分に楽しんでいるようです。

最終セットはGO1選手のペース、距離を取ったフルスクリーンの間合いで試合が展開していきます。
お互いスパーキングを使い切った後で、SonicFox選手は魔人ブウのみ、GO1選手はバーダックと超サイヤ人悟空が残っている状態になりました。

緊迫した状態の中、7ゲージ保持したSonicFox選手の魔人ブウがHミスティックボールをヒットさせ、コンボ可能な状態になります。
しかしSonicFox選手は貪欲にもバニッシュからの補正切りを選択します。
GO1選手にもう1キャラ控えていることを考慮した選択肢だったのでしょう。

しかしこの選択が裏目に出ます。SonicFox選手のジャンプLが空振りになり、それを見逃さなかったGO1選手は着地硬直にL攻撃で反撃、フルコンボを決めて勝利しました。

出典:IGN YoutUbe Channel

3連勝の末、リセットなし3-2でGO1選手の勝利、GO1選手は「EVO 2019」『DBFZ』部門のチャンピオンになりました。

感極まるGO1選手に対し、祝福の言葉をかけるSonicFox選手。その素晴らしいライバル関係に、会場は感動に包まれました。

表彰式では喜びを爆発させたGO1選手。その表情からは達成感が感じられます。

激闘を終えて…

試合後両選手は以下のツイートをしています。

意訳:EVOは、ウィナーズファイナルとグランドファイナル、両方とも去年と同じ組み合わせで2位に終わりました。おめでとうGO1、最強の『DBFZ』プレイヤー!来年はそのタイトルを取り返しにいくぞ!

意訳:今から日本へ帰ります。SonicFoxは本当にいいヤツで、彼を友達そしてライバルとして持てることは本当に光栄です。そしてEVOでプレイした試合は全て楽しかったです。またどこかの決勝で会おう、SonicFox!

意訳:GO1俺泣いちゃうよ!もっと練習するから待っててくれ!

格闘ゲームが国境・人種・言語を超えて、二人のプレイヤーの間に強い絆を作り上げたようです。
そんな二人のライバル関係には今後とも要注目です。

スサキリョウタ

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ウメハラ選手の動画を見て格闘ゲームを始めたウメ信者。現行のゲームではストV/鉄拳7/DBFZをプレイ中。色々やるせいでどれも上達しないが、ガチ動画勢。格闘ゲーム以外では、ハースストーンとFPSを少々。英語での対応可能。「国内外の格ゲーe-sportsシーンを伝えていきたいと思っています!」

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