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ストⅢ強豪プレイヤーMOVが考える今年のEVOともう一つの大きな才能

毎年7月にラスベガスで開催されるアメリカ最大級の格闘ゲーム大会、「Evolution Championship Series(以下「EVO」)」。高額賞金や、1万人を超える参加者数というスケールの大きさから、毎年世界中のプレイヤーがアメリカに集結する。

SHIBUYA GAMEでは、今回EVOに初参戦する女性プロゲーマーはつめ(@hatsumememe)が先輩ゲーマー達のもとを訪れ、「EVO」の楽しみ方や心得等を学ぶ様子をお伝えします。

前編に引き続き、第二弾のMOV選手(@movmovmov)へのインタビュー(後編)をお届けします。

EVOにかける想い

はつめ:去年は5位でしたが、今年は何位になりたいですか?

MOV:今年は前半はCPT(カプコンプロツアー)ほとんど出てないんですよ。先週行ってきたのが2回目。他のストV仲間にも「もうCPTやる気ないの?」「いつから始動するの?」って聞かれるんだけど、去年一番悔しかった大会がEVOだから、とりあえずEVOにしぼって気合い入れてるつもりって答えてはいます。何位とかじゃなくて去年の雪辱をはたす!

はつめ:なるほど。去年はきつそうだったので。

MOV:表彰式もぼろぼろ泣いてしまって、運営の方や、現地の方にまで慰められてしまいました。

はつめ:去年はそれだけ自信があって、行けると思ったからこその悔しさだったんですよね。

MOV:(無言でうなずく)ちなみに、こないだの大会では何で負けたんだろう?と考えているうちに表彰式が終わってしまっていました。

はつめ:EVOってどこのだれかもわからない人に勝って進まなければいけないじゃないですか。その大きい大会だからこそ、やっていることってありますか?

MOV:言葉は悪いんだけど「雑魚狩りムーブ」?(笑)。よく言うと、どんな人にでも通じる「最大公約数プレイ」?で、去年はガンガン勝ち進んだんだよね。途中で、中国の阿包(abao)っていう中国のリュウを使うプレイヤーと当たって、勢いで勝とうと思ったんだけど、一試合目ポロッと負けて。そこで「あ。こいつ5,000人の中でぶち当たった、ちゃんと強いやつだ」と思って、スタイルを切り替えてぎりぎりで勝ったんですよ。そこが分かれ目だったかな。でもEVOは対戦数が多い大会だから、勝てる試合では楽に勝つというのは有効な戦略だと思ってますよ。

MOVにとってのEVOとは

はつめ:MOVさんにとってEVOってどんな大会ですか?

MOV:僕にとってのEVOは毎年意味合いが違うなって。初めて行ったEVOはさっき話した通り、自分にとってゲームをしてていいと気付けた大会。そこから行かなかった期間は、優勝していないのにいうのもアレだけど行ったら優勝できるだろうなと思って行かなかったんですよ。その間に何度か闘劇の大会で優勝して、「なんでEVOに行かないの?」と言われたりもしたけど、別にお金のためにやってるわけじゃないからまあいいよって言って行かなかったんです。あれ、それでなんでまたEVOに行き始めたんだったかな?(笑)

 

はつめ:なんででしょうか(笑)。

MOV:あ、ふ~どが初めてEVOに行って優勝した配信を友達と集まって日本で見てた記憶があるんだよね。それでさすがに来年は行こうって思ったのかも。その頃はもうストIVあんまり好きじゃなかったし、ストⅢは真剣にやり切ったし、ミニ四駆仲間でも集まってたし、もう真剣に格ゲーはやらなくてもいいかな?と考え始めた時期だったんだけど、ふ~どの映像で再燃した(笑)。話はズレたけど、とにかく今年のEVOは僕にとっては「去年の雪辱」でしかありません。

はつめ:ぜひ雪辱をはたしてください!

もしも格ゲープレイヤーじゃなかったら

はつめ:唐突ですが、格ゲーがなかったらなにしてると思いますか?

MOV:人類の歴史が、ものすごく長い期間あるじゃないですか。

はつめ:なんだか壮大な話になりましたね(笑)。

MOV:もう20年早く生まれても、あと20年遅く生まれていていも格ゲーじゃなかったと思うんです。だから、この時代に生まれたのは、もう格ゲーをやれってことなんだと。もし格ゲーと出会ってなかったら、、一輪車とかやってたと思います(笑)。

はつめ:一輪車好きなんですか?

MOV:好きです。一日中乗っていたい(笑)。小学2年生のときに一輪車買ってもらって、おつかいをたのまれたら一輪車にのったまま、スーパーに行って、会計まで済ませて帰ったことがあります(ドヤ)。買い物とかまで一輪車に乗ったまましてて、親が気付いて止めてくれたんですけど(笑)。それくらい一輪車が好きだったんですよ。

はつめ:かなり好きですね(笑)。

MOV:小学生のとき、一輪車名人が地域の体育館に来て一輪車を教えてくれる機会があったんですよ。そこに行って一輪車をしていたら、僕の一輪車があまりにもなじんでいたので、名人から「一緒に一輪車をやらないか?」と誘われまして。すごく迷ったんですけど、その頃には格ゲーに手を出していたので、一輪車の道には行かなかったんですよ。

はつめ:格ゲーやってなかったらもはや一輪車になってましたね、それ(笑)。

MOV:「やってた」じゃなくて「なってた」なんですね(笑)。

MOVが考えるeスポーツ

はつめ:MOVさんは国内のeスポーツの現状についてどうお考えですか?

MOV:初めてEVOに行ったときから、もっと“格ゲーを観る”という文化が根付くといいのになと思っています。時間はかかっているけど、思い描いていた世界に少しずつ近づいているのかな? 例えば年末の格闘番組が格ゲーだっていいじゃないですか。もっと流行らないかな。さっきの、ゲームやってる後ろめたさの話もそうですけど、時代が変わってきたなと思いますね。

はつめのまとめ

はつめ:MOVさんは、普段から話すことがあるのに、初めて聞いたことや「そんなことを考えられているんだ」とびっくりすることが多かったです。

MOV:ありがとうございます。今年も一輪車の分もがんばります(笑)。

 

取材協力:MSY株式会社

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