特別フォト&インタビュー キマリ=ロンゾ

プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」(以下、CAG)に所属し、ストリーマー兼『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)部門の選手として活躍する、キマリ=ロンゾ。

先日開催された「eケメングランプリ2019」において、読者による投票の結果、『PUBG』の選手として活動するプレイヤーの中で1位に輝いたことから、本企画が実現。

ゲームの楽しさを伝えるストリーマーとして、そして勝つために試合に挑む選手として。多くのファンを魅了する彼の2つの顔に迫る最新インタビューと、渋谷の街で撮影した撮り下ろしフォトを合わせてお届けします。

Text:綾本 ゆかり Photo:守谷 拓真

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ファンからの応援メッセージが、
いつも元気の源に

――まずは「eケメングランプリ2019」で『PUBG』選手の1位獲得、おめでとうございます!

イケメンかどうかはわからないですけど(笑)、投票してくださったファンの皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。普段の配信でもコメントしてくださったり、大会の時にTwitterで「#CAGWIN」をつけて応援メッセージを書いてくださったり、いつも本当にありがとうございます。

僕はTwitterを使うのがちょっと苦手で。あまりリプライやいいねを返したりしないんですが、ファンの皆さんからのリプライや応援ツイートはもちろんしっかり見ていて、いつも元気の源になっています。

――キマリさんに前回、単独インタビューをしたのが2017年12月でした。かなり環境も変わって、イベントやメディアへの出演も増えたと思います。

当時はそういった機会も全然なかったですし、初めてイベントに出演した時なんかは本当に緊張して、自分でも何をしゃべっているかわからないくらい緊張していましたね(笑)。

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出演を重ねるごとに慣れてきて、今はイベントに呼んでいただいていることに対してありがたい気持ちで、楽しみながら出られるようになったかなと思います。

――今回の企画は、渋谷のスクランブル交差点での撮影にもチャレンジしました。体験してみていかがでしたか?

僕、この撮影で初めてスクランブル交差点に行ったんですよ。テレビとかで見ると、ものすごい数の人が通っているイメージですけど、この日は豪雨の後だったから人が少なかったみたいで。スクランブル交差点ってこんな感じなんだなって(笑)。

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自分がやれると思っている以上は、選手として続けたい

――キマリさんは、選手とストリーマーとしての活動を両立されています。活動の比重については、どのように考えていますか?

自分の気持ちとしては、半々でやっていますね。「PUBG JAPAN SERIES」(以下、PJS)の大会期間が近づいてくると、選手の活動に少し寄っている部分もあると思います。けど普段は、選手としては練習試合に出たり、ストリーマーとしては『PUBG』に限らずいろいろなゲームを配信したり、という感じです。

――どちらかに重きをおくべきか、悩んだりすることはありましたか?

選手を辞めることは、現状考えていないんです。もともとストリーマーになるために活動してきたわけではなく、最初は『Overwatch』の選手としてこの生活を始めて、それから『PUBG』がリリースされて。

いろんな出会いもあり、ストリーマーとして注目してもらえるようになってきたんですけど、あくまで選手としてやりたいという思いがあって続けてきました。

今PJSではPaRに挑んでいて、なかなか上がることができないのが現状ですが、それでも僕自身としては選手としてやっていける力は持っていると思っていて。だから、選手を辞めてストリーマーに専念するというのは納得いかないんですよね。

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――両方の活動をベースにする、その根本にはどんな思いがあるのでしょうか。

勝負事の世界で勝ちたいという気持ちがあって、それが選手をやっている理由なんです。学生時代の頃は、勝負事ってあるじゃないですか。例えば部活があって、野球なら甲子園を目指すとか。でも、学生時代が終わると、なかなかそういうことも経験できなくなりますよね。

社会に出てからも勝負事に挑む世界にいられるって、本当にありがたいことだなと。だから、自分がやれると思っている以上は、選手として続けたいと思っています。

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それと同時にストリーマーとしては、やっぱり配信を通じて僕のことを知ってくださる方が増えたことも事実で。選手をしている僕を応援してくれている方ももちろんいますけど、配信でゲームを楽しんでいる僕を見に来てくださっている方もいます。

なのに、試合で勝つことだけを考えて、選手活動に専念するために配信をしなくなってしまったりしたら、それはちょっと寂しいですよね。そういう意味でも、ストリーマーを辞めることはできないと思っています。

活動を通して、”変わったこと”と
”変わらないこと”

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――前回のインタビューから約1年半。さまざまな活動を通じて、”変わったこと”と”変わらないこと”について教えてください。

ストリーマーとしては、主軸にしているタイトルが『PUBG』で、それ以外のゲームも配信するスタイルは変わらないですね。ただ、関東に引っ越してきたので、僕自身の配信だけではなく、出演する側としてのお仕事が増えたのは変わったことです。

1年半も前というと、この世界のことをまったく知らなかったも同然で、何もわからずとにかく配信をしていた時期でした。あの頃は家でずっと配信していて、しかも2017年だとまだ実家にいたんですよね。

ましてや、両親もまだ僕がゲームで活動をしているとは知らなかった時期で。実家で「DONCUP」に出た時に見つかったんですけど(笑)。それからは活動を知って、応援してくれていますね。最近は、よく『PUBG MOBILE』を一緒にやってくれと言われます(笑)。

――素敵ですね! 選手としての”変わったこと”と”変わらないこと”はありますか?

PJS αリーグの頃は、まだ『PUBG』の競技シーンができたばかりで、みんな探り探りな感じもあって。その中で、僕らとしては上手くいっていてGrade1で活躍することができたんですけど、今はいろんな選手が『PUBG』に集まってきて、本当にレベルが上がっていると感じます。

PaRに落ちてしまってから、険しい道のりを歩んでいる状況で、僕としては悔しい気持ちもあります。でも、やっぱり勝負事の世界ですから。そういう世界で戦えることを楽しめている気持ちに変わりはないので、練習を重ねてもう一度上がれるように頑張っています。

――「CAG」のメンバーも変わりました。現在はどんなチームになったと感じますか?

新たに加入したEveRynがオーダーになったことで、チームとして大きく変わったと思います。以前までは、ムーブに関して何が正しいか模索している部分もあったんですが、EveRynは絶対的なビジョンを持っているんですよ。

彼の迷いのないオーダーに対して、僕らがそれをどれだけ理解して、しっかり応える動きをできるかというのが、今の「CAG」だと思います。

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夢が叶って嬉しかった、
けれど悔しい思いもあった

――最後に、今後の目標についてお聞きしたいと思います。以前は「東京ゲームショウ」に出演するのが夢だとおっしゃっていましたよね。

2018年の「東京ゲームショウ」に出ることはできたんですけど、チームとしてはちょうどGrade2に降格してしまったタイミングで……。

出るとしたらGrade1の選手としてステージに立ちたかったので、複雑な気持ちでしたね。夢は叶ってもちろん嬉しかったですけど、悔しい思いもありました。

――それでは、改めて現在のキマリさんにとっての目標を教えてください。

選手としては、まずはPJSでGrade1に帰ることが目標です。ストリーマーとしては、配信を見てくれる視聴者さんをもっと増やしたいですね。今まで同時接続で最高2000人くらいの方が見てくださったことがあるんですが、もっと上を目指したいなと。

選手としてGrade1に帰ることができたら、配信を見に来てくださる視聴者の方も増えると思っていて。そこは繋がっていると思うので、両方を目指して頑張りたいです。

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PROFILEキマリ=ロンゾ

プロゲーミングチーム「CYCLOPS athlete gaming」に『PUBG』部門メンバーとして所属。正確な操作と思い切りの良さを生かした撃ち合いの強さが武器。
同チームストリーマー部門としても活躍しており、『PUBG』に限らず様々なゲームタイトルをプレイしいる。イベント・番組の出演なども精力的に行っており、解説などを中心に活躍中。